内容紹介(「BOOK」データベースより)
親族・相続分野の最重要判例を各章ごとに満遍なく101件取り上げ,簡潔でわかりやすい解説を加えた。旧版刊行後の重要判例も掲載。必要個所においては,民法(相続関係)の改正に関する議論動向にも触れた。親族法・相続法の学習において必携の一冊。
みんなの書評・口コミ
改正法には対応しているが…
2021年1月1日
本書は改正相続法の施行が決まってから比較的直ぐに出されたもので、一応改正相続法には対応しています。もっとも、旧法との違いを説明すべく、改正により意義を失う判例を掲載したとのこと。そのため、新法のみで勉強している人間は解説を読まないと旧法の問題なのか、現行法にも通じる問題なのかが判別しにくいという罠があります。
しかし、親族・相続法で改正法に対応した判例集がないため(今後判例プラクティスが改訂されるようですが)、現在では本書が最良の判例集になりそうです。
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