内容紹介(「BOOK」データベースより
判例から法律上の問題点を抽出し、既存の法理の応用として新しい問題に対処できる能力を養成する法科大学院用テキスト。判例の新たな展開に適合させ、構成をよりわかりやすくし質問を充実させた最新版。基礎的な問題から応用問題へと“Questions”が学生の思考を導いてゆく。
みんなの書評・口コミ
労働法の重要判例が網羅
2021年1月24日
ロースクール用の教材なので、基本的には、レクチャー付きでないと理解が難しいと思います。ただ、労働法の重要判例が網羅されており、ほぼ全文?判決文が掲載されているので、百選のように抜粋型の判例集が嫌な人には、お勧めできます。
百選に掲載されていない裁判例もあって+。ただ、独学なら百選など他の判例集を。
2021年1月23日
ローでの講義において指定のケースブックでしたので購入。
個別的労働関係及び集団的労働関係に関する重要な判例・裁判例の事案と判旨、そしてQuestionsを掲載してあります。教科書などに掲載されているが百選に載っていない判例・裁判例をもカバーしていますので、百選よりは網羅性があるかと思われます。講義では、事案と判旨を読んで、内容について教授よりソクラテスされましたので、授業に用いる分には問題ないと思います。
ただ、百選と異なり、各判例・裁判例についての解説が全くありませんので独学には不向きかもしれません。判例と言えども学説の批判が多いものも多々あるので、解説を読んで学説の対立を理解した方が良いかもしれません。
そのため、本書の利用法としては、短時間で重要な判例の事案と判旨を把握するために用いるのが良いと思います。
Questionsには初歩的から応用的な問いがあるので、数名と検討するのも一つの方法かもしれませんが、それよりは演習書などを用いて、その中での判例の解説を参考にした方が良いかもしれません。
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2個の口コミ