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法令と法律の違い

今回は、法律を学ぶうえで必要な基礎知識として、「法令」と「法律」の違い、また類似概念として「通達」「条例」を解説致します。混同されがちな法律用語ですが、法律を学んでいく方々には、必ず押さえておいて欲しい点であります。

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「法令」と「法律」は違う概念

まず、前提のお話ですが、「法令」と「法律」は違う概念です。「法令」と「法律」の関係を図式で表すと以下の通りになります。

法令というカテゴリーの中に、「法律」が位置づけられるイメージです。

なんとなくのイメージを持たれていた方も、勉強している間に、ごちゃごちゃしてしまうということもあるでしょう。これをきっかけに正確に両者の定義及び違いを整理・理解しておくようにしましょう。法律の学習は、今回紹介するような基礎知識が非常に重要です。

次に、「法令」と「法律」の定義を確認してみましょう。

有斐閣『法令用語辞典』(第4版)によると

法令とは…国会が制定する法律及び国の行政機関が制定する命令を合わせて呼ぶときに用いられる語。しかし、場合によっては、地方公共団体の制定する条例や規則、最高裁判所規則等の各種の法形式を含めていうこともある。

法律とは…日本国憲法の定める法力に従い、国会の議決を経て制定される国法の形式。その効力は、憲法及び条約に次ぎ、政令、条例などの他の法形式の上位にある。なお、広義には「法」と同じ意味に用いられることもある。

と定義されています。

上記定義より、法令と法律の関係は、明確に区別されていることが分かります。

他方、「法令」の中に、「条例」が含まれるのかは、その文脈によって変わってくるということになる。

なお、「国の行政機関が制定する命令」とは、具体的には、①内閣が制定する命令である「政令」及び②各省の大臣が制定する命令である「省令」を指しています。

 ①「政令」は、法律から委任を受けて、法律では定めていない細部を補う事項を定めるものです。

 ②「省令」は、法律や政令の規定に基づいて、法律や政令で規定していない細部の事項を定めるものです。

したがって、「法令」とは、一般的に、「法律」及び「命令」を指し、文脈によっては、地方公共団体が定める「条例」等その他の法形式を含む、と理解しておけば十分でしょう。

法令と通達の違い

また、法令に含まれるものとして誤解されがちなのが「通達」です。「通達」の概念は、行政法の勉強では、必ず出てくる概念です。表面的には法令と変わりない効果があることから、法令と誤解されがちですが、法的には、次元の異なる概念であり、正確に理解しておく必要があります。

『法律用語辞典』の定義を確認して見ましょう。

通達とは…内閣総理大臣、各省大臣、各委員会及び各庁の長官がその所掌事務に関して所管の諸機関や職員に命令又は示達する形式の一種。法令の解釈、運用や行政執行の方針に関するものが多い。

会社員で言うところの内部的な業務命令に過ぎない、というイメージでしょうか。内部の職印に対して、法解釈の指針を示すものに過ぎず、対国民との関係で、法的な拘束力を有するものではありません。もっとも、窓口レベルの対応などは、この通達により運用されることから、国民に対する影響力も持つものといえるでしょう。しかし、法律を学ぶ者としては、「通達」と「法令」の間には、大きな隔たりがあることを理解しておかなければなりません。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、法律を学ぶ上で必要な基礎知識として、「法令」と「法律」の違いをメインに、その周辺事項を解説して頂きました。なお、定義は、有斐閣の『法律用語辞典』を参照していますが、法律を学ぶ上では、本書でなくても良いですが、正確に定義が分かる「法律用語」の辞典を手元に持たれることをお勧め致します。当サイトを利用されている方々は、各種法律試験後に法律を実際に仕事で使っていく方が多いでしょうから、先のことを見据えて、今の辞典から使い方に慣れておくと良いと思います。

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