内容紹介(「BOOK」データベースより)
基礎から予備・司法試験合格、実務まで法曹三者と研究者による徹底的にわかりやすいテキスト。4つの「基本事例」と具体的な「設問」、豊富な図表・書式・法廷場面のセリフ再現等で、訴訟実務のイメージが明確につかめる。「手続」と「論点」、「全体」と「部分」の関係でもう迷わない。法科大学院協会の「共通的な到達目標モデル」の内容を網羅。
みんなの口コミ・レビュー
入門刑事手続法が合わない方はこちら
本書は大人気の基本シリーズの刑訴手続き版になります。近日中に論点編が出るようです。
初学者であれば間違いなく、有斐閣の入門刑事手続法か本書をおすすめします。入門手続法の方もレビューを投稿しておりますので、そちらを参照してください。
さて、本書はケースを元に各種手続きを説明していきます。その他にも図表、各種書面の具体例を示してくれているため、実際の裁判のイメージが着くのではないでしょうか。実際に裁判を傍聴すれば、刑事裁判のイメージが湧きますが、このご時世でそれは難しいと思いますので本書を活用して欲しいと思います。
予備の短答・口述に最適では?
今年の予備の短答前に購入し、短答答練や模試で出た部分については、逐一、本に印をつけました。
これまで理論面では秀逸な基本書がたくさん出版されていましたが、手続面に絞った本がなく、大変助かりました。
この本ととある予備校の条文本だけで、今年の短答は9割取れました。
また、口述に向けた勉強についても、この本は役に立つと思います。これから、口述過去問→本で知識の確認、というサイクルで回していきたいと思います。
手続の理解には最適か
本の題名にある通り,手続理解に即した内容です。
刑事裁判修習中に参照し活用することができました。刑事手続中に必要となる書類の例が記載されていたりとイメージを掴みがら読み進めることができます。
もっとも,論点に深入りしていないため,この一冊では司法試験対策の観点では不足するといえるでしょう。
その点に注意したいところです。