内容紹介(「BOOK」データベースより
捜査から証拠までの刑事手続の重要判例を19講に分けて,気鋭の法学者が研究・分析し,詳細に解説。法科大学院生,法学部生,警察官等の刑訴法を学ぶ方々に最適な一冊。
みんなの書評・口コミ
論文で使える判例解説本
2021年2月20日
判例講座刑事訴訟法は、読まれるとわかるかと思いますが、論文でそのまま使えるフレーズの宝庫です。また、判例百選刑事訴訟法は、解説者によっては正直微妙な解説がありますが、判例講座刑事訴訟法は川出先生が一貫して書かれているため、そのような問題はありません。
刑訴の見方が変わった!
2020年11月28日
刑事訴訟法の重要判例の読み方を教えてくれる名著。
判例講座という名前だけあって、判例をベースに展開されていくので、刑事訴訟法の基礎的な理解は他の本で補ったほうが良い。判例、裁判例が薄いところは、その分記述が薄くなりがちなので。
しかし、ひととおり勉強した者がこの本を読むと、いままでぼやけていた隅々が本当によくわかる!勉強していて気になったところがある方はこれを読めば解決できることも多いと思います。
これ一冊で刑訴は得意科目にできるので、一歩レベルをあげたい方はぜひ。
※判例講座刑事訴訟法は【捜査・証拠篇】と【公訴提起、公判・裁判篇】があり、2冊で刑事訴訟法全体をカバーしています。この本一冊だけだとカバーできない範囲があるので注意です。
論文対策に最適
2020年9月6日
判例・学説の変遷を踏まえた現在までの議論が満遍なく記載されており、授業の予習・復習や論文対策に有用だと思います。
もっとも、GPS判決以前に出版されたものなので強制処分に関する議論はアップデートする必要があります。
また、論文対策に必要な知識は手に入れられますが、短答対策には不十分かなと思います。
評価集計
3個の口コミ