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 法書ログに投稿されたすべての口コミ

別の入門書もありますよ。

Rated 1 out of 5
2021年5月10日

大学一年の秋、大学で「憲法」の講義が始まると同時に購入しました。
筆者は、かの有名な伊藤真氏。きっと分かりやすく纏められているのだろう、と期待していました。
しかし、本書はその期待に十分に応えてはくれませんでした。
その理由は以下の通りです。
① 「通説」なのはいいけれど
「通説」(と、著者が考えているもの)べったりであることは、一面では本書の美点であろうと思います。しかし、それ故の弊害も持ち合わせているように思います。
例えば著者は、人権の制限について以下のように断言します。
「ある個人の人権、ある人(あるいは法人)の人権を制限するのは、他の個人の人権でしかありえないのです。」(102-3頁)
そして、「『公共の福祉』だとか『社会の利益』だとかいうのは、言葉として、たぶん皆さんのイメージの中では『社会一般の利益』だとか『社会の秩序』だとか、それらのために個人の人権が制限される、というイメージをもっているのではないかと思うのですが、そうではないのです」(103頁)とした上で、「人権と人権のぶつかり合い、矛盾・衝突を調整するための実質的公平の原理」(105頁)として公共の福祉を位置付けます。
一元的内在制約説を、今どき珍しいほど無批判に採用しているものと言えるでしょう
当然ながら、この見解には批判があり得ます。
「通説的」と評価される芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法(第7版)』(岩波書店、2019年)にさえ、「近年提起されている次のような批判にも注意しておく必要がある」として一元的内在制約説への批判が掲載されています(同102頁)。
もちろん、憲法学説は百家争鳴。批判があるからといって、必ず掲載しなればならないわけではありません。
問題は、ここまで「断言」していることにあるのです。
こんなにも自信満々に述べられると、本書の読者は「人権を制限できるのは人権しかないんだね!」と思うでしょう。あるいは、「基本的な知識」として「身につけてしまう」(2頁)かもしれません。
というより、私はそうしました。
しかしこの考えは、憲法を学習する中で早晩維持できなくなります。「対立する人権」なるものを設定しがたいケースが存在し、結構重要論点だったりするためです。
代表的なものを挙げれば以下の通りです。
⑴ 博多駅事件などの「公正な刑事裁判の実現」の要請
⑵ 公務員の政治的行為制限などにおける「行政の中立的運営・それへの国民の信頼」など
⑶ ビラ貼り規制などにおける「都市の美観風致の維持」など
〔以上3点を挙げるものとして参照、工藤達朗「人権と基本権」中央ロー・ジャーナル(2016年)13巻1号106-108頁。〕
いずれも百選掲載レベルで、是非抑えておきたい「基本的な知識」に当たるでしょう。そして、「人権」として構成するのは難しかろうと思います。
しかし「ある個人の人権、ある人(あるいは法人)の人権を制限するのは、他の個人の人権でしかありえない」。何とかしなければなりません。
あるいは、これらの論拠を認める判例を全面的にぶっ叩くしかありません。
それでいいのか。
少なくともこの箇所は、通説(というよりも宮沢説)への批判にも一言触れておくべきでしょう。
② 講義風なんだろうけど
本書の文体は、「です・ます」調の敬体です。
実況中継風(はしがき)に記述したとのこと、それ自体は素晴らしいことでしょう。実際、これに近い記述法の名著はたくさんあります。(潮見佳男先生の債権各論などが代表的ですね。)
しかし、本書の記述はいかにも冗長。一文が長く、極めて読みにくいです。
私の好みの問題ですが…。
③ 以上から
このような次第で、本書は私にとって期待外れでした。
憲法の入門書を検討されるに際しては、他の選択肢も視野に入れられることをお勧め致します。
参考までに、個人的に分かりやすく感じたのは以下の書籍です。
⑴ 樋口陽一『六訂 憲法入門』(勁草書房、2017年)
⑵ 伊藤正己『憲法入門(第4版補訂版)』(有斐閣双書、2006年)
⑶ 松井茂記『日本国憲法を考える(第2版)』(大阪大学出版会、2009年)
特に⑶は、記述スタイルも敬体で親しみやすいです。平易でありながら、混乱を招きかねない部分はきちんとフォローしています。
例えば、①で述べた人権の制約根拠につき、40頁以下(特に43-44頁)をご覧ください。

憲法マニア

小説で民訴入門

Rated 4 out of 5
2021年5月4日

初学段階では、面白さが分かりづらい民事訴訟法。本書は、小説として楽しみながら、弁護士の実務がどのような流れで行われているのかを理解することができ、さらに、その中で、民事訴訟法の重要性を実感出来る良書です。

受験生

科学的勉強法の王道

Rated 4 out of 5
2021年5月3日

どうすれば効率よく勉強できるのか、限られた時間の中で、どうすれば成果を出すことができるのか。受験生であれば誰でも知りたい方法論が、科学的根拠に基づき、わかりやすく解説した書籍。初心者でもすぐに実践できる方法論が多数掲載されているので、自分に合った方法を試すと良いかもしれません。

受験生

ベタな基本書

Rated 5 out of 5
2021年5月2日

民事訴訟法はよくわからない概念が多く
予備校本の中には不正確な記述も多い本がある(基礎マスターとか)
その意味で本書は学者本ということもあり信頼できる。
予備試験に直接役立つ本ではないものの
予備校本を読んで理解できなかったり
学校の試験対策のために詳しくやっておきたいと思ったりしたときのために
一冊あると便利
買って損はしないと思う

NB

買う価値無し

Rated 1 out of 5
2021年5月1日

ネットにある情報だけ
中身はスッカスカ
1,800円を伊藤塾に寄付したい方はどうぞ

受験生

司法試験対策というよりは実務家向け

Rated 3 out of 5
2021年4月13日

改正法一問一答シリーズは、実務家であれば必携の一冊だと思います。改正法に関する調べ物であれば、まず第一に参照する書籍です。但し、司法試験対策としては過剰と思われます。

実務家

初学者が理解しやすい

Rated 4 out of 5
2021年3月21日

見やすい、わかりやすいを重視したオールカラーの5分冊タイプです。図やイラストが多く、初学者でも理解しやすい内容になっています。
また、民法改正部分もイラストなどで丁寧に解説されているところもポイントです。
六法、判例索引。購入者特典もあり、内容も充実しています。
全体的にはボリュームありますが、1冊丸ごと持ち運ぶ必要がないので便利です。

行政書士合格者

刑法演習書の定番になるか

Rated 3 out of 5
2021年3月19日

刑法の定番の演習書としては、事例演習教材だと思いますが、事例演習教材は、中上級者向けの書籍で、基礎知識をおさえたばかりの時期には、難しすぎます。この点、本書は、基本的問題であり、初学段階の人にも、取り組める内容になっています。ただ、解説は、1頁以内の簡潔なもののため、この点は、好みが分かれるかと思います。基本問題の演習を数をこなしたい方には、大変おすすめの書籍です。

司法試験受験生

正確な知識を自分のものする

Rated 4 out of 5
2021年3月19日

アガルートの一問一答シリーズ。最近になって出版されたものだが、受験生の間では既に定評を獲得しているように思う。大学受験等で同様の形式のものが沢山あったが、この司法試験業界には、なかった形式だと思う。試験対策という観点からは、同書のよう一問一答は大変効果的な学習法。私の場合は、寝る前に知識の確認として、口頭で問題文に答える練習をしています。記憶想起により、知識の定着にかなり寄与していると思います。

司法試験受験生

出題傾向が変わった今は必読

Rated 4 out of 5
2021年3月14日

刑法は、長らく長文多論点型の出題でしたが、平成30年司法試験で中文小問型?に変わりました。今までは、時間内に論点を網羅的にかつコンパクトに論じる能力が必要でしたが、今は一つの論点を厚く論じる能力が試されています。この点、本書は、論点数は少なく、一つの論点を深掘り出来る演習書です。

予備受験生
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