すべての法律学習者ひとりひとりに最適な教材を
ジャンル
法律書籍のランキングです。科目ごとのランキングを公開しています。
判例集として定番の一冊です。重要判例が網羅されており、事実の概要、判旨、解説で構成されています。なかでも判旨がわかりやすくまとめられているため、法律初学者でも比較的読みすいと思います。司法試験対策であれば、必要に応じて基本書などを用いて補うと良いでしょう。行政書士試験であれば、判例百選を熟読することで得点源につながります。
続きを読む 閉じる
予備試験対策について、憲法判例については百選ⅠⅡ掲載判例を理解していれば足りるとは思います。しかし、百選は判例の解説者によって当たり外れが大きく、論文試験にそのまま使いえるような解説もあれば、結局判例批判しただけじゃん、というようなものもあります。また、難しい学説に立ち入った記述が多いこと、字も小さいことから、内容的・物理的に読みやすいとはいえません。 なので、そのことを覚悟したうえで読むやる気があるならおすすめではあります。
憲法の条文は簡素です。なんのヒントにもならないので、解釈論を理解せざるを得ませんが、これがまた難解だったりします。調べて調べて、どうにかこうにか理解したかと思いきや、答案にどう活かしたらいいのか分からない。 私自身、この負の連鎖に悩まされていました。 それを解決してくれるのが、本書です。 各論考が分かりやすいことは勿論、本書の大きな特徴は「書く」ことを意識して執筆されていることです。即ち、各論点を「答案に活かせる形で」理解させてくれるのです。特に、「3 審査基準論と三段階審査」「6 適用審査と適用違憲」「22 法律と条例の関係」は、答案の概要が(朧げながら)見えてくる論考でした。 もちろん、「副読本」の位置づけですので、本書一冊で憲法の学習が完結するような書籍ではありません。ある程度の学説の理解は前提となっていますし、判例の事案の概要についても前提知識とされている論考がほとんどです。ご愛用の基本書と共に、論文問題を解く過程で用いるべき書籍であるように思われます。 司法試験受験生
初版の時点で十分有益な本であったが、第2版はより受験生にとって使いやすいものとなった。 違憲審査基準論の当てはめ方や政教分離が問題となった場合の考え方など、実際に答案を作成する段階で多くの学生が立ち止まるであろう部分について一歩踏み込んだ記載が追加されている。 初版は単に論点の深堀本という印象であったが、2版は答案作成という面でも『憲法判例の射程』や『憲法上の権利の作法』と並ぶ良本となった。 また、依然として個別論点の解説書としても高レベルな解説が並び、執筆者間の差もほとんど見られない。 法学部四年生
新着クチコミ
判例集の定番!
判例集として定番の一冊です。重要判例が網羅されており、事実の概要、判旨、解説で構成されています。なかでも判旨がわかりやすくまとめられているため、法律初学者でも比較的読みすいと思います。司法試験対策であれば、必要に応じて基本書などを用いて補うと良いでしょう。行政書士試験であれば、判例百選を熟読することで得点源につながります。
続きを読む 閉じる
うまく使えれば
予備試験対策について、憲法判例については百選ⅠⅡ掲載判例を理解していれば足りるとは思います。しかし、百選は判例の解説者によって当たり外れが大きく、論文試験にそのまま使いえるような解説もあれば、結局判例批判しただけじゃん、というようなものもあります。また、難しい学説に立ち入った記述が多いこと、字も小さいことから、内容的・物理的に読みやすいとはいえません。
なので、そのことを覚悟したうえで読むやる気があるならおすすめではあります。
続きを読む 閉じる
「書く」ための論点解説。
憲法の条文は簡素です。なんのヒントにもならないので、解釈論を理解せざるを得ませんが、これがまた難解だったりします。調べて調べて、どうにかこうにか理解したかと思いきや、答案にどう活かしたらいいのか分からない。
私自身、この負の連鎖に悩まされていました。
それを解決してくれるのが、本書です。
各論考が分かりやすいことは勿論、本書の大きな特徴は「書く」ことを意識して執筆されていることです。即ち、各論点を「答案に活かせる形で」理解させてくれるのです。特に、「3 審査基準論と三段階審査」「6 適用審査と適用違憲」「22 法律と条例の関係」は、答案の概要が(朧げながら)見えてくる論考でした。
もちろん、「副読本」の位置づけですので、本書一冊で憲法の学習が完結するような書籍ではありません。ある程度の学説の理解は前提となっていますし、判例の事案の概要についても前提知識とされている論考がほとんどです。ご愛用の基本書と共に、論文問題を解く過程で用いるべき書籍であるように思われます。
司法試験受験生
続きを読む 閉じる
痒い所に手が届くようになった良書
初版の時点で十分有益な本であったが、第2版はより受験生にとって使いやすいものとなった。
違憲審査基準論の当てはめ方や政教分離が問題となった場合の考え方など、実際に答案を作成する段階で多くの学生が立ち止まるであろう部分について一歩踏み込んだ記載が追加されている。
初版は単に論点の深堀本という印象であったが、2版は答案作成という面でも『憲法判例の射程』や『憲法上の権利の作法』と並ぶ良本となった。
また、依然として個別論点の解説書としても高レベルな解説が並び、執筆者間の差もほとんど見られない。
法学部四年生
続きを読む 閉じる