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基本刑法Ⅱの書評・口コミ2
インプットとアウトプットの二刀流
司法試験の刑法はこの一冊があれば十分だと思います。
特におすすめのポイントは、基礎事項のインプットとアウトプットを並行してできることです
重要論点ごとに設問が置かれていて、
①具体例を元にインプット
②問題形式でアウトプット
と1つの設問でどちらもすることができるようになっています
演習書とか過去問はまだ難しいけど、演習形式で学習したい!って人には特におすすめの一冊になっています
ただ、近年人気の呉基礎本のような論証がついているわけではないので、まとまった論証がほしいという方には向かないかもしれないです
しかし、この基本刑法にも論証に使える文は掲載されているので、そこを探しながら学習すればより高いレベルの学習になると思います
拘禁刑、不同意わいせつ等の法改正にも対応した第4版が発売されたので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか??続きを読む 閉じる
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応用刑法Ⅰ総論の口コミ・書評2
論文用基本刑法?
基本刑法Ⅰ等で体系を学んだはいいものの、いざ論文を書くとなるとどうしても難しいという方におすすめです。
法的因果関係から共犯まで、どこで何を論じるべきか、何を論じないべきかが手に取るようにわかります!
コラムでは「〜の論じ方」としてそれぞれの論点についてどのように答案を展開していくかであったり、忘れずに検討すべき事項について丁寧に説明されています。
刑法論文の書き方で行き詰まっている方はぜひ手に取ってみてください!続きを読む 閉じる
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行政判例百選Ⅱの口コミ・書評1
深掘りしたい時に読む
判例集の定番である判例百選ですが、各科目によってその重要度や活用法は異なると思います。特に行政法に関して言えば、余裕があれば通読して体系的な理解を深めたいところですが、実際にはその余裕がないというのが現実ではないでしょうか。行政法は個別法の解釈が極めて重要であるため、判例百選を読むだけではなく、実際に事例問題に取り組みながら具体的な問題状況に即して判例の理解を深めていくのが効果的だと思います。それでも、判例百選は信頼できる解説が多く含まれているため、手元に置いておくと疑問が生じた際や重要な論点を確認したい際に非常に役立ちます。処分性や原告適格などの基本的かつ重要な論点に関する判例を深掘りして読み込むだけでも使用する価値はあるかと思います。
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基本行政法判例演習の書評・口コミ1
判例集としても演習書としても論証集としても
行政法の判例学習で最低限押さえておきたい基本判例について、事案の概要と参照条文と判決文に加えて、判決文記載部分の右枠に段落ごとに解説を付しており、判決文の論理展開を追いやすく、どの条文をどのように解釈したか、どの事実にあてはめたかを理解しやすい。
また、基本判例を事例問題に見立てて問を作り、その解説もしている。この解説部分が、当該判例を用いて論文を書く際にほぼそのまま使用できるフレーズとなっており、論証集のように用いることができる。
さらに、基本判例に少しひねりを加えた関連問題とその解説もある。この関連問題は、司法試験でほぼ同様の事例が出題されており、「問題と判例との相違点を考えて射程を及ぼすことができるか」という視点を身に付けることができるため、司法試験の対策としても有効。
判例を使えるようになる、という視点では最も良い判例集と考える。
他の科目でもこのスタイルの判例集が欲しい…。続きを読む 閉じる
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ケースブック刑事訴訟法の書評・口コミ1
法科大学院生が講義で指定される以外使用しないのでは
全国の法科大学院生が購入させられる代表的な本ではないでしょうか。定価6600円という値段とかなり厚みのある見た目、そしてハードカバーであることから法科大学院の授業への恐怖心を煽るものではないかと思います。中身は、ひたすら判例・裁判例の引用と問題の羅列となっています。法科大学院の授業では各設問についてソクラテスが行われると思います。刑事訴訟法は判例・裁判例が重要ですが、ロースクールに入学後改めて丁寧に重要判例・裁判例を読む機会がなかったのでその面ではよい機会となる本でした。
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基本刑事訴訟法Ⅱ論点理解編の書評・口コミ1
論文対策にはⅠではなくⅡ
基本刑事訴訟法にはⅠとⅡが出版されています。刑事訴訟法の学習初学者あるあるですが、Ⅰから購入してしまう方が多いです。論文によくでるような論点の対策にはⅡです。捜査の関係も訴因の関係も証拠法の関係もすべてⅡに記載されています。内容は読みやすく、図なども使用してあるため理解にとても役立ちます。また、ソクラテスの対策用にもなるほど深い知識についても記載してあるため、これ一冊で司法試験まで対策が可能です。私はリーガルクエスト刑事訴訟法も使用していましたが、基本刑事訴訟法のほうがより分かりやすいように感じました。
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読解 民事訴訟法の書評・口コミ1
読みやすいが分かった気になるのは注意かも
民事訴訟法の苦手意識を払拭するために購入しました。訴え「却下」、請求「棄却」など文言の使い分けという基本的なことから既判力の考え方など受験生が苦手にしやすい論点について解説されています。わかりやすく、そして読者に訴えかけるように書いてくださっているので、初学者のうちは特にいろいろな気付きや発見があると思います。しかし、私の学部の教授はよくこの本を分かった気にさせる本と揶揄していました。確かにそのように感じられる章もあるかと思いました。なお、勅使河原先生が早稲田の教授であることから早稲田ロー受験対策にとても役立ちました。
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民事訴訟法(長谷部由起子)の書評・口コミ1
一冊目の基本書に最適
民事訴訟法の基本書といえば、リーガルクエストシリーズが有名だと思います。学部の指定あり、私は民事訴訟法の学習を始める際、リーガルクエスト民事訴訟法を購入しました。しかし、あまりの分厚さに挫折してしまい、民事訴訟法は基本7科目のなかで一番苦手意識が強くありました。そんなときに出会ったのが長谷部先生の民事訴訟法です。一番の魅力は、文章が平易で量がそこまでないことだと思います。民事訴訟法の学習が進んできたり、ソクラテス対策としては薄い面もありますが、一冊目の基本書として網羅的に民事訴訟法を理解するには最適であると思います。
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応用刑法Ⅰ総論の口コミ・書評2
基本書なのに論パにもなる
「応用」という題名がつけられていますが、はしがきには「『基本刑法Ⅰ―総論』の該当部分と併読されることをお勧めしたい」と記載されています。私も『基本刑法Ⅰ―総論』を読んだことがありますが、その応用という位置づけというよりは、より論文の問題を書くために必要な知識に絞って記載されているという印象です。「応用」という言葉にびびらず最初の1冊に選んでよいものだと思います。一番の推しポイントはコラムの部分です。コラムには論パといってよいほど具体的に論文問題でこの論点についてどう記載すればいいかが載っています。私はコラムから論証集を修正し、司法試験にのぞみました。
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刑法事例の歩き方ー判例を地図にの書評・口コミ1
当てはめを学ぶ
刑法全般の論点につき、事例をベースに判例・学説を整理しています。
特に注目するべきなのは、具体的な事例分析や当てはめにも一定の分量を割いていること。
どのように事例を分析して論点を抽出し、どのようにして規範に事例を当てはめていくかがしっかり分かるようになっている点で、他との差別化が図られており、当てはめ力の向上が図られるのではないでしょうか。
また、「徹底チェック刑法」や「刑法事例演習教材」とのリファレンスも図られており、よりレベルの高い問題にもスムーズに移行しつつ、基礎力を養うことができるようになっていると思います。続きを読む 閉じる
法律書籍の口コミ・書評一覧