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法律書籍の口コミ・書評一覧

  • 読解 民事訴訟法の書評・口コミ
    1

    読みやすいが分かった気になるのは注意かも

    民事訴訟法の苦手意識を払拭するために購入しました。訴え「却下」、請求「棄却」など文言の使い分けという基本的なことから既判力の考え方など受験生が苦手にしやすい論点について解説されています。わかりやすく、そして読者に訴えかけるように書いてくださっているので、初学者のうちは特にいろいろな気付きや発見があると思います。しかし、私の学部の教授はよくこの本を分かった気にさせる本と揶揄していました。確かにそのように感じられる章もあるかと思いました。なお、勅使河原先生が早稲田の教授であることから早稲田ロー受験対策にとても役立ちました。

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    • うさぎ
    • 3.00
  • 民事訴訟法(長谷部由起子)の書評・口コミ
    1

    一冊目の基本書に最適

    民事訴訟法の基本書といえば、リーガルクエストシリーズが有名だと思います。学部の指定あり、私は民事訴訟法の学習を始める際、リーガルクエスト民事訴訟法を購入しました。しかし、あまりの分厚さに挫折してしまい、民事訴訟法は基本7科目のなかで一番苦手意識が強くありました。そんなときに出会ったのが長谷部先生の民事訴訟法です。一番の魅力は、文章が平易で量がそこまでないことだと思います。民事訴訟法の学習が進んできたり、ソクラテス対策としては薄い面もありますが、一冊目の基本書として網羅的に民事訴訟法を理解するには最適であると思います。

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    • うさぎ
    • 5.00
  • 応用刑法Ⅰ総論の口コミ・書評
    2

    基本書なのに論パにもなる

    「応用」という題名がつけられていますが、はしがきには「『基本刑法Ⅰ―総論』の該当部分と併読されることをお勧めしたい」と記載されています。私も『基本刑法Ⅰ―総論』を読んだことがありますが、その応用という位置づけというよりは、より論文の問題を書くために必要な知識に絞って記載されているという印象です。「応用」という言葉にびびらず最初の1冊に選んでよいものだと思います。一番の推しポイントはコラムの部分です。コラムには論パといってよいほど具体的に論文問題でこの論点についてどう記載すればいいかが載っています。私はコラムから論証集を修正し、司法試験にのぞみました。

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    • うさぎ
    • 5.00
  • 刑法事例の歩き方ー判例を地図にの書評・口コミ
    1

    当てはめを学ぶ

    刑法全般の論点につき、事例をベースに判例・学説を整理しています。
    特に注目するべきなのは、具体的な事例分析や当てはめにも一定の分量を割いていること。
    どのように事例を分析して論点を抽出し、どのようにして規範に事例を当てはめていくかがしっかり分かるようになっている点で、他との差別化が図られており、当てはめ力の向上が図られるのではないでしょうか。
    また、「徹底チェック刑法」や「刑法事例演習教材」とのリファレンスも図られており、よりレベルの高い問題にもスムーズに移行しつつ、基礎力を養うことができるようになっていると思います。

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    • ゆうすけ
    • 4.00
  • 民法演習 はじめて解いてみる16問の書評・口コミ
    1

    高速周回にオススメ

    『「事例問題の解き方」の習得を目標とした演習教材』(はしがき)として、数行程度の事例問題についての解説・答案例・答案構成が付された(一部問題は専用Webサイトで閲覧)演習書です。
    問題のレベルはそれほど高くなく、基礎的な論点ばかり。また、答案例には共著者がクロスレビューしたコメントなども付されており、出題者が何に注目しているかも垣間見ることができます。
    家族法分野が全く記載が無いなど、網羅性という点では若干劣りますが、編集コンセプトからして致し方ないと思います。
    まずはこの教材を高速周回して基本的な論点の書き方を徹底的に身につけていければ、応用にもスムーズに入っていけるのではないかと思います。

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    • ゆうすけ
    • 4.00
  • 民法総則の基礎がための書評・口コミ
    1

    初学者の心強い味方

    法律学習の敷居を下げてくれる一冊です。内容は「民法総則」に特化していますが、実務経験豊富な著者たちが、難解な法理を具体例やイラストでわかりやすく解説しています。表見代理や時効など「?」が多いテーマも、「そういうことか!」と腑に落ちる瞬間が得られました。法律初学者や資格試験受験者にとって、基礎固めに最適な書籍だと思います。シリーズ化されることを願っています!

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    • 初学者
    • 4.00
  • 契約法入門~を兼ねた民法案内の書評・口コミ
    1

    ワクワクしながら読める

    この本は、「寝転がりながら読める民法の入門書」というコンセプトで作られた、初心者にぴったりの一冊です。筆者が学生時代に楽しんだブルーバックスシリーズのように、ワクワクしながら読める法律書を目指して書かれています。

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    • OCL
    • 4.00
  • 司法試験・予備試験 この勉強法がすごいの書評・口コミ
    1

    勉強初心者の方におすすめです。

    本書は、元々監査法人に勤めていらした著者が、司法試験受験生時代に試した勉強法を一冊の本にまとめたものです。
    受験生当時はblogで公開されており、当時の受験界隈では最も人気だったblogでもあります。当時の内容を出版に辺り、アップグレードしたようです。
    著者のモットーである「勉強法が変われば人生が変わる」とのお考えが随所から伺えます。
    司法試験に挑戦する方はそれまで本腰をいれて勉強をした経験のない方も多いので、そういった層に有益かと思います。
    著者はツイッターでも勉強法をつぶやかれているので、そちらで共感したうえで本書を手に取ることができればより理解しやすいです。

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    • 運営者
    • 5.00
  • 法学を学ぶのはなぜ?の書評・口コミ
    1

    法律を学ぶ全ての人が読むべき

    なぜ法律は、要件と効果の組み合わせから成り立つのか?このことについてあなたは、説明することは出来ますか。即答できない方は、本書を一読する価値があります。法律の勉強では、要件と効果を押さえることが、大切だと教えられますが、そもそも、なぜ法律は、要件と効果の組み合わせから構成されるのかは、教えられたことがない。私も、これまで考えてきたことはありませんでしたが、本書を読んでようやく理解することが出来ました。また、本書には、ルールメイキングについて考察が及びます。インセンティブという観点から、ルールメイキングの成功例と失敗例が詳細に解説されています。1日あれば、通読が可能ですので、是非読んでみてはいかがでしょうか。

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    • 運営者
    • 5.00
  • 日本一稼ぐ弁護士の仕事術の書評・口コミ
    4

    「成功できるかできないか」ではなく「挑戦するかしないか」

    一般的な自己啓発本は、成功した人が成功したことに対して何をしたか、という点にフォーカスされた結果、結局は「自分にはできないな」というようなことばかり書かれていることが多い。
    しかし、本書は「誰にでもできる」ことについて、「意識を変える」という観点から書かれているように思う。
    実際、著者の方も成功体験だけでなく失敗体験もしているということだが、一貫しているのは「成功できるかどうか」ではなく「挑戦するかどうか」という観点で選択・行動しているということだ。
    成功できるかどうかは結果論であり、運にも左右されることである以上、自分の力だけではどうにもならない。
    にもかかわらず、成功できるかどうかを恐れて行動しなければ、そもそも成功すらできない。
    他方、挑戦するかどうかについては自分の意思だけで決められる。
    このような意識の改革が成功を呼ぶのだろう。

    無論、本書も他の自己啓発本と同じように、著者の自己顕示欲が出ているところも諸所に見られる。
    だが、それを差し引いてもなお、読む価値があると個人的には考える。

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