AI要約:『基本刑事訴訟法Ⅱ 論点理解編』の評価と特徴
本書は、刑事訴訟法において合否を分ける「論点」の理解と、それを答案に落とし込む技法を網羅した、受験生必携の「攻め」の基本書です。
主な特徴とメリット
-
判例百選との高い親和性: 判例百選の事案と判旨をベースに構成されており、本書を潰すことで司法試験合格に必要な判例学習を効率的に完了できます。「判例をどう答案に書くか」という実践的な解説が充実している点も大きな強みです。
-
論文対策のメイン教材: 捜査、訴因、証拠法といった論文頻出分野はすべてこの「Ⅱ」に集約されています。初学者が「Ⅰ(手続理解編)」だけを読んで論文対策が漏れるのを防ぐため、早期に本書へ移行することが推奨されています。
-
「学者が書いた予備校本」としての平易さ: 法科大学院の共通到達目標を意識した高度な内容でありながら、記述は平易で図表も豊富です。平均的な受験生レベルを確実に確保しつつ、ソクラテス・メソッドや上位合格にも耐えうる深い知識が得られます。
-
抜群のコストパフォーマンス: 司法試験・予備試験の過去問演習と本書を組み合わせることで、他の厚い体系書を介さずとも合格レベルまで到達可能であると高く評価されています。
留意点
より高度な学説の対立や深い思索を求める場合は『事例演習刑事訴訟法』などの上位演習書に譲る場面もありますが、インプット教材としては本書で十分事足りるという声が大半です。

レビュー
3
刑訴法のわかりやすいインプットとして最適
刑事訴訟法の試験は基本的に論点主義的になりやすいと思います。また、出題趣旨や採点実感では学説の対立や細かな理由づけを求められがちですが、まずは判例に基づいた自説を確立させて書けるようにするのが大事と思います。
その中で基本刑事訴訟法Ⅱ論点理解編は試験で問われやすい論点についてそれぞれ解説しており、解説自体も比較的平易に書かれています。また、試験レベルで必要な学説についても書かれています。
深い理解をするには事例演習刑事訴訟法などに軍配が上がりますが、まずは受験生の平均レベル程度に論点を理解するという目的であればこの本で十分なように感じます。
また司法と予備で過去問が多くある近年では、私自身はこの本と過去問で刑事訴訟法の試験対策は十分に感じました。
続きを読む 閉じる
各種試験に最適な一冊
この本の特徴的な点は、法科大学院の共通到達目標を意識して作成されている点です。そのため、司法試験にとどまらず、法科大学院での学習で非常に良い相性を発揮します。またこの教材は判例百選の事案と判旨をベースに書かれていますので、この一冊を潰しておけば、司法試験の合格に必要な判例学習は十分達成できると思います。また、判例を読んでいるだけではわからない「答案への落とし込み方」についても正確に解説されています。この本は学者が執筆していますので、学者が書いた予備校本として利用できます。
とにかく、刑事訴訟法の事例問題の点数が伸び悩んでいる人、なんとなく事例は解けるがイマイチ理解しきれていない人に、非常におすすめの一冊です。
続きを読む 閉じる
論文対策にはⅠではなくⅡ
基本刑事訴訟法にはⅠとⅡが出版されています。刑事訴訟法の学習初学者あるあるですが、Ⅰから購入してしまう方が多いです。論文によくでるような論点の対策にはⅡです。捜査の関係も訴因の関係も証拠法の関係もすべてⅡに記載されています。内容は読みやすく、図なども使用してあるため理解にとても役立ちます。また、ソクラテスの対策用にもなるほど深い知識についても記載してあるため、これ一冊で司法試験まで対策が可能です。私はリーガルクエスト刑事訴訟法も使用していましたが、基本刑事訴訟法のほうがより分かりやすいように感じました。
続きを読む 閉じる