日本国憲法論の書評・口コミ 3.00 3 憲法 日本国憲法論 第2版 Amazon 楽天市場 Yahooショッピング 基本書・教科書 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 総合得点 3.00 3 3.00 レビュー 3 オーバースペック 他の方も指摘しておりますが、参照・引用元が明らかに司法試験で使われる基本書でなく、マニアックな学者からのものが多いです。そのため、ややマニアックな論点にも突っ込んでおり、明らかにオーバースペックな1冊になってます。 もっとも、統治機構に関する記述は秀逸です。芦部は統治の記述が薄く、択一対策にもあまり適しておりませんが、佐藤先生の場合、統治にもかなりの分量を割いておりますので、択一対策に有用です。 名無しさん 続きを読む 閉じる 運営者 2.00 2024.12.09 このクチコミは参考になりましたか? はい 0 辞書として 憲法学で著名な作者の基本書です。 特に統治機構の分野が詳細に記載されています。 最近に出版された本ですが,最新の判例に対する評価については,深く記載がある印象はありません。 しかし,基本的な定義から書かれているので,調べものをしたいときに手元においてあると便利な本で,とりわけ,択一対策に有用です。 続きを読む 閉じる 運営者 4.00 2024.12.09 このクチコミは参考になりましたか? はい 0 オーバーワークです。でも大好きなんです。 遂に来ました!芦部信喜先生とならぶ巨頭、佐藤幸治先生の名著の改訂版!テンションが上がるのは筆者だけでしょうか。 各種試験的には、オーバーワーク感がプンプン。脚注に小林秀雄が出てきたりするあたり(204頁)、「試験用参考書」ではないよ!とのメッセージを受け取らざるを得ません。とはいえ、記述は示唆に富むものばかり。憲法が好きになる良書です。 特にお勧めしたいのは自己情報コントロール権にかかる記述です。自己情報コントロール権って「いまいち何が言いたいのか分からん」となりがちなように思いますが、佐藤先生は同説の提唱者。すっきりと理解できることでしょう。 この箇所については、初版との比較をしても面白いです。データバンク社会にかかる記述は、初版では「可能性」として描かれていたのに対し、2版では現に存在する問題として描かれています。(初版184頁、2版206頁対照)また、住基ネット訴訟にかかる記述も、初版に比べて大幅に加筆されています。(初版185〜186頁、2版208〜209頁対照) まだ2版を全部を読み切れていないので(何せ726頁ありますから…と言い訳させていただきます)、不完全な書評となったことをお許しください。しかし、示唆に富む記述は初版に引き続き健在。試験対策的にも、いわば「辞書」として用いるにはうってつけであると考えます。 続きを読む 閉じる kenpou mania 3.00 2024.12.09 このクチコミは参考になりましたか? はい 0 クチコミを書く 日本国憲法論の書評・口コミ返信をキャンセルする。 ニックネーム必須 必須 星の数をお選びください クチコミのタイトル必須 クチコミ内容必須 クチコミ投稿の注意点
レビュー
3
オーバースペック
他の方も指摘しておりますが、参照・引用元が明らかに司法試験で使われる基本書でなく、マニアックな学者からのものが多いです。そのため、ややマニアックな論点にも突っ込んでおり、明らかにオーバースペックな1冊になってます。
もっとも、統治機構に関する記述は秀逸です。芦部は統治の記述が薄く、択一対策にもあまり適しておりませんが、佐藤先生の場合、統治にもかなりの分量を割いておりますので、択一対策に有用です。
名無しさん
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辞書として
憲法学で著名な作者の基本書です。
特に統治機構の分野が詳細に記載されています。
最近に出版された本ですが,最新の判例に対する評価については,深く記載がある印象はありません。
しかし,基本的な定義から書かれているので,調べものをしたいときに手元においてあると便利な本で,とりわけ,択一対策に有用です。
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オーバーワークです。でも大好きなんです。
遂に来ました!芦部信喜先生とならぶ巨頭、佐藤幸治先生の名著の改訂版!テンションが上がるのは筆者だけでしょうか。
各種試験的には、オーバーワーク感がプンプン。脚注に小林秀雄が出てきたりするあたり(204頁)、「試験用参考書」ではないよ!とのメッセージを受け取らざるを得ません。とはいえ、記述は示唆に富むものばかり。憲法が好きになる良書です。
特にお勧めしたいのは自己情報コントロール権にかかる記述です。自己情報コントロール権って「いまいち何が言いたいのか分からん」となりがちなように思いますが、佐藤先生は同説の提唱者。すっきりと理解できることでしょう。
この箇所については、初版との比較をしても面白いです。データバンク社会にかかる記述は、初版では「可能性」として描かれていたのに対し、2版では現に存在する問題として描かれています。(初版184頁、2版206頁対照)また、住基ネット訴訟にかかる記述も、初版に比べて大幅に加筆されています。(初版185〜186頁、2版208〜209頁対照)
まだ2版を全部を読み切れていないので(何せ726頁ありますから…と言い訳させていただきます)、不完全な書評となったことをお許しください。しかし、示唆に富む記述は初版に引き続き健在。試験対策的にも、いわば「辞書」として用いるにはうってつけであると考えます。
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