I要約:『民法の基礎1 総則』の評価と特徴
本書は、司法試験受験生の間で圧倒的なシェアを誇り、「民法総則の基本書としてこれに勝るものはない」とまで評されるスタンダードな一冊です。
主な特徴とメリット
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初学者の疑問に先回りする解説: 具体的ケース(設例)を用いた平易な文章で、「なぜこのようなルールがあるのか」という本質的な問いに答えてくれます。初読でも民法総則のアウトラインを掴みやすい構成です。
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「合格レベル」を超える深さ: 内容は司法試験に必要な水準を十分にカバーしており、さらに発展的な内容まで踏み込んでいます。要件事実についてもフォローされているため、実務基礎や論文対策を見据えた学習が可能です。
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メリハリの利いた構成: 深い学説対立に立ち入りすぎず、判例・通説と著者自身の見解を明確に分けて記述しているため、混乱することなく読み進められます。
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高い信頼性と実績: 多くの合格者が愛用しており、本書に記載されている内容をマスターすれば、民法総則の対策としては万全であるという安心感があります。
留意点
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分量とレベル: 記述が丁寧な分、相応の厚みがあります。民法が苦手な人にとっては、情報量の多さが心理的障壁になる可能性があるため、まずは超入門書で全体像を掴んでから取り組むのも手です。
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到達目標: 司法試験の要求水準を「100」とすれば「120」に達するほどの質を備えており、やり切れば大きな得点源となる一冊です。
レビュー
3
法学初心者に最適
民法を始めて習う学生が手にすることが多いであろう教科書。
周囲には読みにくいと評する人もいたが,民法総則に関してはこれに勝る基本書はないと思う。
「なぜ?」に対して予め先回りして回答が用意されている。
要件事実についてもフォローされているので司法試験受験生にも使いやすい。
66期
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難しい
解説自体は、わかりやすいですが、かなり発展的内容まで踏み込んだ解説がされています。そのため、民法が苦手な受験生は、余計に苦手意識を持ってしまうかもしれません。司法試験を100とすれば、本書は、120を優に超えるレベルでしょうか。その分、やり切ればかなり力が付きます。民法が得意あるいは好きな受験生にお勧めです。
合格した者
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必要十分
司法試験には質・量ともに必要十分です。
おそらく現在の司法試験(民法総則)界隈では最もシェア率が高い基本書です。
文章も平易で分かりやすく、ケース問題を用いていることが理解の促進を手助けしてくれます。
深い学説には立ち入らず、佐久間先生ご自身の主張も判例通説とは別に記述されています。そのため、初学者でも1度通読するだけで民法総則のアウトラインがつかみやすいと思います。
とはいえ、やはり基本書である以上、ある程度の紙幅があるため、これから民法総則に初めて触れる人には、伊藤塾の入門シリーズをおすすめします。
司法試験受験生
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