事例演習刑事訴訟法の書評・口コミ

総合得点 4.70
10
  • 4.70

レビュー
10

  • 刑訴の論証固めに必須です

    演習本の形式ではありますが、使い方としては自分の持っている論証のブラッシュするための基本書の位置づけの書籍です。
    簡潔な事例を踏まえた上で、反対学説との対立点を通じて学ぶことができるため、自らの持っている論証の理由付けの重要性の高い部分や規範の意味について深く学ぶことができます。
    とはいえ、学説対立のレベルや解説の難易度は予備試験、司法試験の域を超えるものではなく、最適であると思います。
    近時の司法試験では、学説の対立も踏まえた上での出題がされており、司法試験の刑事訴訟法には不可欠な1冊と言えます。

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    • 5.00
  • ここまで必要なのかな

    刑事訴訟法の定番の演習書だと思いますが、理想の到達点という感じ(この意味で内容は優れていると思います)で、このレベルにまでもっていくのは至難の技のように思います。持っていて損はないけど、やり込む必要まではないのではないでしょうか。もっと基本的なことを徹底した方がよいような。。。

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    • 3.00
  • 論点についてはこれ一冊でOK

    比較的短文の事例問題をもとに、そこから問題となる論点を学生と教授の対話形式で解説している。学説なども反対説などを踏まえながら解説しているので、反対説まで知っていないと解けないような近年の司法試験にも対応している。
    ちなみに、演習書というよりは論点理解の参考書といったイメージ。だから規範を立てるところまではめちゃくちゃ勉強になるが、当てはめまでは対応していないかな。
    これで論点についてマスターし、あとはエクササイズ刑訴などで演習すれば完璧だと思います。

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    • 5.00
  • ロースクールの予習にも

    論点ごとに章が分かれています。ロースクールの授業も章ごとに授業が進められていることが普通であるところ,この書籍は,ロースクールの授業を意識して書かれているかのように,予習の度に参照する機会がありました。論点の解説を学説を交えながら説明してくれます。判例の考え方を理解するのにもってこいの本で,昨今の司法試験の出題傾向にも沿った内容と思えます。読むだけで学修になるので,一冊手元にあっても良いかと思います。

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    • 4.00
  • 論点理解を深める

    刑事訴訟法で有名な書籍の1つです。タイトルは「事例演習」となっていますが、どうやって答案を書くかに主眼が置かれた書籍ではなく、事例問題について解説する中で論点の深堀りをする形式になっています。各学説からの帰結が学べるため、最近の出題傾向に対応可能な書籍だと思います。

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