>>>口コミの閲覧はこちらから

事例演習刑事訴訟法の書評・口コミ

AI要約:『事例演習刑事訴訟法』の評価と特徴

本書は、刑事訴訟法の演習書として最も著名な一冊であり、単なる問題集の枠を超えて「論点理解の深化」と「論証のブラッシュアップ」のために多くの受験生が愛用するバイブル的存在です。

主な特徴とメリット

  • 対話形式による深い論点理解: 教授と学生の対話を通じて、判例の射程や学説の対立点を浮き彫りにします。なぜその規範になるのかという「理由付け」を根本から理解できるため、近時の司法試験で求められる学説対立問題への対応力が飛躍的に高まります。

  • 「見える景色が変わる」理論の到達点: 刑事訴訟法の「真髄」に迫る高度な内容を含んでおり、通読後は法制度の構造的・論理的な理解が一段上のレベルに引き上げられます。ロースクールのソクラテス・メソッド対策としても極めて有効です。

  • 一貫した論理と信頼性: 重要論点が網羅されており、本書を潰しておくことで「他の受験生に書き負けない」という安心感を得られます。酒巻教授の体系書(酒巻刑訴)とも相性が良く、サブテキストとしての使い勝手も抜群です。

留意点

  • 「演習」よりも「深掘り」向き: 設問自体は短文事例が多いため、事実を拾い上げる「あてはめ」の練習は過去問等で行う必要があります。あくまで論理構築と規範定立を強化するための「参考書」に近い位置づけです。

  • 難易度の高さ: 非常に高度な学説議論まで発展することがあるため、全てを完璧に理解しようとすると「至難の業」に感じられる場合があります。刑訴の基本的な流れを理解した上で、取捨選択しながら取り組むのが現実的です。

  • 網羅性の補完: 司法試験で頻出の「領置」や「実況見分調書」など、本書では扱われていない単元もあるため、他の教材との併用が必要です。

総合得点 4.18
11
  • 司法試験への有用性
    4.73
  • わかりやすさ・読みやすさ
    4.00
  • 網羅性
    4.00
  • コスパ
    4.00

レビュー
11

  • 刑訴法の基本論点にがっぷり四つ

    ・使い方
     刑訴法の論文式試験でも狙われがちな基本かつ重要な論点について、事例問題が挙げられている。その問題の回答を考えながら、続く解説を読み進めて理解を深めていくと良いと思う。
    ・代替比較
     刑訴法は、基本書は有名なものがたくさんあるが、演習書で一番著名なのはこの書籍だと思う。受験生でも目を通している人が多いと思う。対話形式の文章が読みづらいという方もいるかもしれないが、この書籍を読んでいないことで他の受験生と比べて相対的に書き負けるといった事態を避けるためにも、一度は目を通しておいて損はないと思う。
    ・レベル感
     扱われている論点自体は基本的なものが多いが、設問の問い方が難しかったり、解説の中にもなかなか複雑な学説対立に立ち入っている箇所があったりするので、すべてを理解しきる必要はないと思う。また、演習書であるから、当然、刑訴法における捜査から公訴・公判に向かう基本的な流れを理解していることが前提となっているので、これらについて理解していないところがある場合は、まずは基本書を確認するのが良いと思う。その意味では、基本論点を扱う演習書ながらも、その難易度は決して低くないと思う。
    ・弱点
     扱われている事例自体は短めのものが多いので、具体的なあてはめや事実の拾い方は過去問などを通じて練習する必要があると思う。また、この書籍では扱われていないが、領置や実況見分調書といった単元も司法試験では問われがちなので、この書籍だけで問われうる論点を全て網羅できるわけではない点にも注意するべきである。

    続きを読む 閉じる

    • R7司法試験合格者
    • 4.25
    • 司法試験への有用性 5.00
    • わかりやすさ・読みやすさ 4.00
    • 網羅性 4.00
    • コスパ 4.00
  • 刑訴の論証固めに必須です

    演習本の形式ではありますが、使い方としては自分の持っている論証のブラッシュするための基本書の位置づけの書籍です。
    簡潔な事例を踏まえた上で、反対学説との対立点を通じて学ぶことができるため、自らの持っている論証の理由付けの重要性の高い部分や規範の意味について深く学ぶことができます。
    とはいえ、学説対立のレベルや解説の難易度は予備試験、司法試験の域を超えるものではなく、最適であると思います。
    近時の司法試験では、学説の対立も踏まえた上での出題がされており、司法試験の刑事訴訟法には不可欠な1冊と言えます。

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 5.00
    • 司法試験への有用性 5.00
    • わかりやすさ・読みやすさ -
    • 網羅性 -
    • コスパ -
  • ここまで必要なのかな

    刑事訴訟法の定番の演習書だと思いますが、理想の到達点という感じ(この意味で内容は優れていると思います)で、このレベルにまでもっていくのは至難の技のように思います。持っていて損はないけど、やり込む必要まではないのではないでしょうか。もっと基本的なことを徹底した方がよいような。。。

    続きを読む 閉じる

    • OCL
    • 3.00
    • 司法試験への有用性 3.00
    • わかりやすさ・読みやすさ -
    • 網羅性 -
    • コスパ -
  • 論点についてはこれ一冊でOK

    比較的短文の事例問題をもとに、そこから問題となる論点を学生と教授の対話形式で解説している。学説なども反対説などを踏まえながら解説しているので、反対説まで知っていないと解けないような近年の司法試験にも対応している。
    ちなみに、演習書というよりは論点理解の参考書といったイメージ。だから規範を立てるところまではめちゃくちゃ勉強になるが、当てはめまでは対応していないかな。
    これで論点についてマスターし、あとはエクササイズ刑訴などで演習すれば完璧だと思います。

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 5.00
    • 司法試験への有用性 5.00
    • わかりやすさ・読みやすさ -
    • 網羅性 -
    • コスパ -
クチコミを書く

事例演習刑事訴訟法の書評・口コミ

  • 司法試験への有用性必須

    星の数をお選びください
  • わかりやすさ・読みやすさ必須

    星の数をお選びください
  • 網羅性必須

    星の数をお選びください
  • コスパ必須

    星の数をお選びください

クチコミ投稿の注意点

【禁止事項】
実際の読書(読者)体験に基づかない口コミ、著者・出版社による口コミ。
【違反時の取扱い】
違反が判明した際は、違約金を請求することがあります。