AI要約:『会社法』(田中亘)の評価と特徴
本書は、圧倒的な情報量と理論的な深さを兼ね備え、受験生から実務家まで「信頼の一冊」として広く愛用されている本格的な体系書です。
主な特徴とメリット
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辞書的活用と文献リサーチの出発点: 司法試験における疑問点のほぼ全てを解消できる網羅性があります。実務に出てからも『江頭会社法』と並ぶリサーチの出発点として重宝されており、長く使い続けられる一冊です。
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図表・コラムによる視覚的・多角的な工夫: 分厚い体系書ながら、言葉遣いは平易で図表も豊富です。コラムでは知識が実務でどう機能するかといった知見も得られ、読者を飽きさせない工夫が凝らされています。
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判例集とのクロスレファレンス: 判例百選や商法判例集との対応が明示されており、判例学習の際の参照用として非常に優れた設計になっています。
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圧倒的なコストパフォーマンス: その膨大なページ数と内容の密度に対して価格がリーズナブルであり、一冊手元に置いておくことの満足度が高い書籍です。
留意点
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読み疲れとレベル感: 論点の深掘りが凄まじいため、通読しようとすると「重たさ」を感じる読者もいます。初学者や、短期間での対策を重視する受験生は『リーガルクエスト』等をメインに据え、本書を「わからない箇所を調べる辞書」として活用するのが効率的です。
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改訂情報の確認: 会社法は改正が多いため、購入時には必ず最新版(令和元年改正等に対応した版)であることを確認する必要があります。

レビュー
5
手元に一冊
受験生時代も愛用していたら「田中会社法」。実務に出たばかりの新人弁護士ですが、幾度も参照しています。文献リサーチでは、江頭会社法と田中会社法の2冊を出発点とし、商事法務などを調べたら、大抵のことは分かります。受験生としては、江頭会社法よりは、田中会社法の方が読みやすいと思いますので、実務家になってからを見越して受験生時代から、使われるの良いでしょう。
(旧サイト 実務家)
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会社法の理解が深まる
論点に関する深い記述もあり、わからない論点に出会った際に、本書で確認するなど、辞書的に使うのがおすすめです。司法試験対策上の疑問点等は、ほぼ本書で解消できるかと思います。
(旧サイト 73期司法修習生)
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司法試験に必須ではないが、読んでて楽しい
司法試験対策としては、他の演習書とリークエをやれば十分だと思われるが、この本のコラムなどはとても読んでいて楽しい。自分が試験対策として学んできた知識がどのように実務で使われるのか、についての知見を得ることができる。本の厚さにしてはリーズナブルな点も好き。
(旧サイト 司法試験受験生)
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読み疲れが出る本。個人的には辞書向け。
わかりやすいけどその分重たいです。判例百選、商法判例集とのクロスレファレンスがされており、勉強用には向いているのですが、リーガルクエストやいわゆる紅白本などを使ってきた身としては論点を深堀りしすぎているため、読み疲れがありました(たとえば847条1項の責任の範囲を判例は取引債務包含説としているが、全債務説に経つべきだったと吉原論文を少し引用している)。
また、引用論文については出典元が詳しく書かれておらず、原文に当たりにくいのが少し残念。
しかし、厚さに対して3,800円と考えればお得のような気もします。
なお、令和元年改正法未対応です。近日3版が出るようなので、今はまだ買うのを我慢すべきだと思います。
(名無しさん(ロー生))
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