会社法(宮島司)の書評・口コミ

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レビュー
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  • まとまりすぎて、初学者には困難。図は良いが…

    熱烈なファンがいる様子の宮島会社法。新版が出たとの事で購入しました。当時の私は会社法初学者。書店で見た際の、本書の薄さに惹かれました。
    確かに、本書は薄いです。リーガルクエスト会社法(第4版)が488頁であるのに対して、370頁。100頁もの差があるのです。リークエよりも本書の方が、サラリと通読できそうに見えます。
    しかし初学者にとっては、そうとも言い切れないかもしれません。その理由が、基本概念の確認の有無です。
    例えば、「社員」という用語があります。会社法では、日常と離れて使われる用語の一つです。リークエでは13〜14頁にかけて、コラムを用いて説明されています。
    これに対して、本書に同用語の説明は出てきません。「社員」についての理解を前提として、「社員の責任」(本書29頁)の話が進みます。
    他にも「発起人」につき、リークエ28頁にあるような説明は本書に登場しません。
    もちろん本書は、以上のような基本概念を「当然の前提」と出来る方には、有益な部分を含みます。二色刷りで、しかも図が多用されていますから。しかし類書と比べると、判例のカバー率が寂しいところです。
    少なくとも初学者の方には、本書は難解であると思われます。結局、リークエを通読する方が楽でした。図の整理を参考にするサブウェポン的な用途には、向くのではないでしょうか。

    司法試験受験生

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