会社法(宮島司)の書評・口コミ 2.00 1 商法・会社法 会社法 第2版 created by Rinker 弘文堂 >>>Amazonで口コミを確認する Amazon 楽天市場 Yahooショッピング 基本書・教科書 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 総合得点 2.00 1 おすすめ度 2.00 使用期間(クチコミ投稿の注意点をご確認ください) - レビュー 1 まとまりすぎて、初学者には困難。図は良いが… 熱烈なファンがいる様子の宮島会社法。新版が出たとの事で購入しました。当時の私は会社法初学者。書店で見た際の、本書の薄さに惹かれました。 確かに、本書は薄いです。リーガルクエスト会社法(第4版)が488頁であるのに対して、370頁。100頁もの差があるのです。リークエよりも本書の方が、サラリと通読できそうに見えます。 しかし初学者にとっては、そうとも言い切れないかもしれません。その理由が、基本概念の確認の有無です。 例えば、「社員」という用語があります。会社法では、日常と離れて使われる用語の一つです。リークエでは13〜14頁にかけて、コラムを用いて説明されています。 これに対して、本書に同用語の説明は出てきません。「社員」についての理解を前提として、「社員の責任」(本書29頁)の話が進みます。 他にも「発起人」につき、リークエ28頁にあるような説明は本書に登場しません。 もちろん本書は、以上のような基本概念を「当然の前提」と出来る方には、有益な部分を含みます。二色刷りで、しかも図が多用されていますから。しかし類書と比べると、判例のカバー率が寂しいところです。 少なくとも初学者の方には、本書は難解であると思われます。結局、リークエを通読する方が楽でした。図の整理を参考にするサブウェポン的な用途には、向くのではないでしょうか。 司法試験受験生 続きを読む 閉じる 運営者 2.00 2024.11.16 このクチコミは参考になりましたか? はい 0 クチコミを書く 会社法(宮島司)の書評・口コミ返信をキャンセルする。 ニックネーム必須 おすすめ度必須 星の数をお選びください 使用期間(クチコミ投稿の注意点をご確認ください)必須 星の数をお選びください クチコミのタイトル必須 クチコミ内容必須 クチコミ投稿の注意点 ◆書籍の評価について◆ 「法書ログ」では、法律書籍を選ぶ際の参考になるように、以下の2つの評価項目を設けています。 1. おすすめ度 実際に使用した感想に基づいて、書籍をどれだけおすすめできるかを評価したものです。 評価は★1~5の5段階で表され、星の数が多いほど高評価になります。 2. 使用期間 どれくらいの期間、その書籍を実際に使い続けているかを評価したものです。 書籍が長期間にわたって使用されているほど、実用性や価値が高いという考えに基づいています。 以下の基準で評価を行ってください。 ・半年未満 ★3 ・1年未満 ★4 ・1年以上 ★5
レビュー
1
まとまりすぎて、初学者には困難。図は良いが…
熱烈なファンがいる様子の宮島会社法。新版が出たとの事で購入しました。当時の私は会社法初学者。書店で見た際の、本書の薄さに惹かれました。
確かに、本書は薄いです。リーガルクエスト会社法(第4版)が488頁であるのに対して、370頁。100頁もの差があるのです。リークエよりも本書の方が、サラリと通読できそうに見えます。
しかし初学者にとっては、そうとも言い切れないかもしれません。その理由が、基本概念の確認の有無です。
例えば、「社員」という用語があります。会社法では、日常と離れて使われる用語の一つです。リークエでは13〜14頁にかけて、コラムを用いて説明されています。
これに対して、本書に同用語の説明は出てきません。「社員」についての理解を前提として、「社員の責任」(本書29頁)の話が進みます。
他にも「発起人」につき、リークエ28頁にあるような説明は本書に登場しません。
もちろん本書は、以上のような基本概念を「当然の前提」と出来る方には、有益な部分を含みます。二色刷りで、しかも図が多用されていますから。しかし類書と比べると、判例のカバー率が寂しいところです。
少なくとも初学者の方には、本書は難解であると思われます。結局、リークエを通読する方が楽でした。図の整理を参考にするサブウェポン的な用途には、向くのではないでしょうか。
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