法律書籍の口コミ・書評一覧

  • 刑法各論 (西田典之)の書評・口コミ

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    学者の各論本では随一

    本書は総論と比べ利用者が多いため、信用出来る1冊であると思います。 しっかり条文の文言を提示した上で解説をしてくれているため、手元に六法がない場合でも勉強できます。更に類書に比べて判例の引用数も多く、有斐閣から出ている判例刑法の番号とリンクしているため、学習しやすい1冊です。 総論と同じく独自色が強いと言う方もおられるようですが、その点についても問題ありません。しっかりと独自説であることや判例はこのように解しているが妥当ではない〜といった感じで、しっかり自説が判例とは異なると記載されております。 なお、橋爪先生による補訂がされておりますが、総論と同じく補訂箇所は別枠で開設されております(もっとも、性犯罪など大きく改正があった箇所は本文を一部書き換えております)。

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  • 基本刑法Ⅰの口コミ・書評

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    司法試験に最適

    隅々まで何回も読みました。何度も読むうちに刑法の理解が深まっていくのを感じます。論文対策としてはもちろん、割とマイナーな判例までカバーしており、短答対策にもなる。

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    8

    道しるべ的存在

    刑法、とくに総論部分は学説対立が混み入っており、うっかり深入りすると迷子になってしまう危険性が他の科目より高いと感じております。一方で、短答試験では学説についての問題もあるので対策も必要。こうした中で、「ではどこまでやれば迷子にならない程度に十分な学習ができるのか」ということが私の悩みでした。 この本は学者さんがご執筆ながら試験対策に重点を置いていることで、必要十分な記述にまとめてくださっており、ここを基準にすることで迷子になることもなくなりました。 その他、論文対策にも、活かしやすい実践的内容だと思います。 薄い入門書の後にこの本で肉付けをしていけばより効果的ではないでしょうか。

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    8

    刑法と言えばこれ(?)

    法律初学者で,学部の刑法総論の指定教科書として購入しました。予習用に読み始め,今では論文を書くたびに開いては参照しています。概ね分かりやすい印象ですが,ところどころ痒いところに手が届かない気がしなくもありません。これに載ってないものは出ないのかもしれませんが,論文を書いていて何となく疑問に思ったところ・辻褄が合わないところの記述がなく他の基本書を参照する必要が出てくることが多いです。

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    8

    刑法の基本書の定番

    刑法の基本書といえばこれ以外はありえない、というくらいにまで普及している一冊だと思います。 自主ゼミや大学の演習ゼミでも「基本刑法の~ページに…」というように話題に上がるくらいですから、持ゼミなどでは持っているほうが学習効率も上がりますし、むしろこの本に載っている知識を知らないということはそれだけで不利ともいえるかもしれません。 他の基本書よりも論文対策を意識したような記述がなされているので、論証の作成や、市販の論証集の書換えにも大いに役立ちます。 青本や刑法基本講義も優秀ですが、各論と総論で分けてある本書に比べれば情報量が劣るので、本書をインプット用、ほかを通読することで復習用にするという利用方法も考えられます。

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    8

    刑法これ一冊

    整理された記載でとても理解しやすいです。 網羅性、厚さ、判例の掲載、どれをとってもちょうど良いように思えます。個人的には本のサイズも小ぶりで好きです。 短答にも役に立ちます。 これらのことから、基本刑法は受験生の標準的な備えと言えるのではないでしょうか。 私は高度な学説や議論に遭遇したとき、基本刑法に載っているか否かで、司法試験との関係で重要かを判断していました。

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    8

    学者の書いた予備校本

    有名な学者の書いた本でありながら自説に固執することなく、論点ごとに整理されており、受験対策本として有用であると感じます。近年は司法試験において学説問題の出題が続いていますが、そのどれも、この本のレベルを超えたものではありません。そこで、あまり時間を学説問題にかけたくないが、予備校本のみだと司法試験対策に不安をぬぐえないという方にはお勧めの一冊です。 また総論だと、予備校本は共犯の理論(特に共同共謀正犯)が不十分なものも多いですがこの一冊を参考に論証を整理すれば十分それらの点も補充できると思います。

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  • 基本刑法Ⅰの口コミ・書評

    8

    司法試験対策にも使えます。

    現在の司法試験(刑法)界隈では最もシェアされている基本書です。初版が出版当時の帯には判例説とも記されていたらしいです。著者の先生方は学者の方ばかりなのですが、司法試験を意識して作成されていることがはしがきからも伺えます。 実際に、司法試験対策としては必要十分で、これ一冊で刑法総論は戦えると思います。 本書の始めには基礎法学的なことも記されています。受験生の中には読み飛ばす方も多いようですが、刑法学の本質を理解する上でも有益だと思います。

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  • 基本刑法Ⅰの口コミ・書評

    8

    受験界の王道バイブル

    受験界の刑法の基本書の中で1番使われているであろう本。その理由は分かり易さにある。刑法のような論理的な科目では学説の対立がある中この本では学説についての説明はもちろんのことながら、事例が設けられておりその事例での各学説による帰結も導かれているため、大変わかりやすい本になっている。

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  • 刑法総論判例インデックスの書評・口コミ

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    刑法総論判例の第一歩!

    本書は、見開き2項に概要、事実関係、判決要旨、本判決の位置づけ・射程範囲、さらに理解を深めるという項目があり、見やすくかつ情報が凝縮された判例集です。 各事件の絵が掲載されているので、内容がイメージしやすいといった特徴もあります。 さらに冒頭では「判例の読み方・学び方」が掲載されているので、初学者にとって、 判例の基礎知識を習得できるきっかけにもなります。 コンパクトで非常にわかりやすく、法学部生やロースクール生、法律資格を受験する方、 これから刑法総論の判例を読んでみたい方など、幅広い層に活躍できる一冊です。 司法書士受験生

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