憲法学読本の書評・口コミ

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レビュー
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  • 法学部の憲法の講義代わりにどうぞ

    憲法の基本書。
     司法試験受験者が芦部以外に基本書を読む場合には,リークエ(2冊組)や基本憲法(人権分野のみ)が考えられるが,本書は一冊で人権から統治までカバーできる。憲法の各人権の歴史的成り立ちやアメリカの憲法判例にふれている部分もある。司法試験短答では学部での授業であれば必ずふれるような事項への理解を前提としていると思うので,学部時代に憲法の授業に出ていなかった人は本書に目を通すことで,知識を穴埋めできると思う。
     司法試験短答統治部分はこの本(と六法,百選)で十分対策できる。
     この本だけで論文を書くのはかなり難しいと思う。他方,論文対策の本には書ききれないような,基本的なことや歴史的なことへの理解が,条文選択に必要になる(移動の自由の根拠を22条1項の「移転」の自由に当然に求めることはできない,とか)こともあるので,論文を書く前にざっと一読しておくと困ったときに参照できる。

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