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行政判例百選Iの書評・口コミ4
公法系は判例が第一
行政法はいわゆる7法の中で憲法に並び最も判例学習が重要な科目の1つだと思います。そして、行政法の判例学習で抗告訴訟の判例は重要判例が百選よりも多くなってしまいますが、総論部分ではこの百選に載っている判例を抑えれば必要十分だと思います。解説も学説に立ち入りすぎずすんなり入ってくるのでおすすめです。
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行政判例百選Iの書評・口コミ4
行政法判例解説の定番!
判旨行政法判例解説の定番です。新たに21件の判例が収録されました。本書は事実の概要・判旨・解説に分けられています。
行政法の全体像をつかむには判例の理解が重要です。行政法判例百選1では、事案の概要と判旨の読み込みでより理解が深まります。
法学部の大学生や司法試験受験生・予備試験受験生、行政書士試験受験生、法律に関する実務など、幅広い層に読まれる判例集です。
第7版は2017/11/29に発売しているので、最新版が期待されます。続きを読む 閉じる
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基本行政法の書評・口コミ6
事例演習の取説
事例演習の基礎固めに良いと思います。シケタイを読みましたが、事例演習になるとさっぱりでした。この本で解き方を身につけて、過去問なり演習書やるつもりです。ただ憲法と同じく解答が無いので自分で作る必要あると思います。あと択一の細かい知識は別途逐条テキスト等で補充するつもりです。結局行政法も、1体系本 2本書 3問題集・論文過去問 4択一過去問 5択一逐条テキストがいるのかな。
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基本行政法の書評・口コミ6
真の行政法基本書
前は櫻井敬子・橋本博之『行政法』で学習していました。しかしながら、いわゆる基本書(学者本)なのでなぜそうなのかという説明が無く、わからないところがありました。例えば直接強制と即時強制の違い、なぜ行政代執行は条例で出来ないのかなど。その点、本書はその辺の所がちゃんと解説されておりとても良いと思いました。
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基本行政法の書評・口コミ6
論文を意識したインプットが可能!
基本行政法は、判例を意識した記述となっているだけでなく、司法試験論文にそのまま使えるフレーズが多い本です。すなわち、論文を意識したインプットを可能にする基本書であると言え、とてもおすすめです!
しかし、基本行政法は理論面の解説があっさりとしているので、入門書を一通り読んでから読まれることを強く推奨いたします!続きを読む 閉じる
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基本行政法の書評・口コミ6
基本ではないような。
この本は原則、各章、各項目ごとに、判例の事案を簡略化したものを題材に、その章の内容を説明していくという形式が採用されています。(他のレビューの言葉を借りると、ケースメソッドになります)
初学者にとって、入りが判例(事案)というのはとっつきにくい点があると思われ、「基本」という割には、一読して理解できないことがあります。行政法は特に理解すべき法律用語が多いため、前提知識なしでこの本を読む場合には2周3周することになるでしょう。
一方でひととおり勉強した後になると、簡略化した事案→説明という順番は、短時間でポイントを抑えることができ、便利です。演習本ほど説明が薄いこともなく、判例記述が薄すぎる基本書というわけでもないといった良いバランスとでもいいましょうか。。
このように、基本という割には難しいような気がするのでおすすめはしにくいですが、ただ悪いというわけでもないなと思います。続きを読む 閉じる
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基本行政法の書評・口コミ6
基本シリーズの行政法版
基本刑法、基本憲法と同様に、ケースメソッドが採用されています。事例を解きながら行政法の基礎基本を習得することが出来ます。また、掲載されているケースの中には、重要判例に新事情を加えるなど、判例の事案との対比という視点から分析する力を養うこともできます。独学派の人、予備校波の人にもお勧めの一冊です。
-73期司法修習生(旧サイト)-続きを読む 閉じる
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基本行政法の書評・口コミ6
初学者の方にはきついかも…
行政法を分かりやすく解説した本書。適宜挿入される図・表が、また感動的に分かりやすい。サクハシと並び、大変な人気を誇っているのではないでしょうか。
しかし、初学者の方にはややスパルタかもしれません…。
本書の大きな特徴として、充実したケースメソッドがあります。具体的な事案をイメージしながら行政法を学べるため、大きなメリットであることは間違いありません。
ただ、本書のケースメソッドはかなり徹底されており、休ませてくれません。しかも提示される設問は、馴染みのない個別法の解釈をさせる問題。行政法の科目特性上仕方がないのですが、「行政法なんて、見たこともなければ聞いたこともありません!」という完全な初学者であった私は、行政作用法までで力尽きてしまいました…。
本書の良さがわかったのは、入門書の名著たる藤田宙靖『行政法入門(第7版)』を読んだ後でした。行政法の全体像を(ある程度)把握した上で読むと、『基本行政法』のなんと分かりやすいことか。残りの部分も含めてサラリと読むことができました。
問題演習をする際にも、参照すると必ず有益なヒントを与えてくれる書籍です。素晴らしい書籍であることには疑いの余地なし。初学者の方は、入門書を一読されてから取り組むことをお勧めいたします。続きを読む 閉じる
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行政法(櫻井・橋本)の書評・口コミ3
短期間でサクッと理解できる
通称「サクハシ」と呼ばれる本書は、行政法の苦手意識の高い初学者にはおすすめの1冊です。
行政法理論が分かりやすく、かつ、コンパクトに説明されており、まずは一通りざっくり理解したい方に最適です。
行政判例ノート(弘文堂・博之)と合わせて学習すると、判例の理解がより深まります。続きを読む 閉じる
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行政法(櫻井・橋本)の書評・口コミ3
簡潔だが奥深い
通称「サクハシ」と呼ばれる本書は、受験生の中で定番の基本書と認識されているに違いない。コンパクトでわかりやすい記述は、限られた時間の中で試験対策をしなければならない受験生の強い味方である。端的な記述は、論証作成に大いに役に立つであろう。しかし、これらの記述の意味を真の意味で理解するには、本書だけでは十分と言えず、文献を参照する必要があるように思う。それだけ、本書の記述は、端的ながら奥深い。
その意味で、法学部やロースクールの学生が、総仕上げのために、本書を読み直すには、最適だろう。続きを読む 閉じる
法律書籍の口コミ・書評一覧