法律書籍の口コミ・書評一覧

  • 民事訴訟法 (有斐閣ストゥディア)の書評・口コミ
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    最初の一冊に最適

    入門書として初学者におすすめされることの多い有斐閣ストゥディアシリーズの一冊です。
    民訴の基本書としては、リーガルクエストや和田民訴が定番ですが、いずれも600~700ページ超と、いきなりこれらを読み通すのはハードルが高いのではないかと思います。円環構造といわれる民訴の学習では、まずはその全体像をざっと見通すことができる一冊があると便利です。
    本書は300ページ足らずのうちに、基本的な概念の定義や判例が紹介されており、入門書として優れたものです。
    無味乾燥になりがちな民事訴訟手続きの学習ですが、訴状や判決書の見本などさまざまなコラムを交えながら説明されるなどの工夫もなされているので、退屈せずに読み進められると思います。
    民訴学習の入門書として、基本書への橋渡しにおすすめします。

    司法試験受験生

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  • 刑事訴訟法判例百選の書評・口コミ
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    意外にも条文についての学びにもなる

    初学者の方ほど1-16事件まで読んでみると、捜査勾留などの公訴提起前の基本的知識の理解に役立つ。その際には予備校の問題集の解説と並行させながら読むと、より解説が百選の内容を問題文に還元すべく噛み砕いて説明してくれるので理解が深まるし、判例知識と論文答案の両者の関係及び距離がわかるようになる。最近は条文が大事という意見がネットでよくみられるが、捜査編で使用する条文が論文でどのように使われるか、百選や予備校本解説を読むとすぐに理解できるだろう。

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  • 刑事訴訟法判例百選の書評・口コミ
    6

    刑訴の百選は潰すべき

    百選をやるべきやらないべきでよく議論されますが、少なくとも刑事訴訟法の百選は、受験生としては、潰しておくべきだと思います。司法試験の過去問を分析しても、百選判例からの出題が多いです。また、刑訴の百選は、実務家の解説が多く、この実務家の解説が非常にわかりやすいです。また、司法試験の近時の学説問題に対応するためにも、百選レベルの議論には目を通しておくべきだと思います。

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  • 刑事訴訟法判例百選の書評・口コミ
    6

    おさえておく判例リスト

    本書は判例百選の中でも優先度の高いものである。
    司法試験過去問をみても百選掲載レベルの判例が何度も出題がされている。
    基本書においては、判例の説明は判示部分の紹介や解釈がメインであり、事案部分は簡易に取り上げられるにとどまる。
    本書では、ほぼすべての判例の事案の紹介がされており、事案も事例問題を解く上で必要になる。
    事案等の確認や判例の比較は『判例教材刑事訴訟法』も有用であるが、まずは最低限の基礎となる判例をまずはおさえることが必要と考える。

    法科大学院既習合格者

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  • 刑事訴訟法判例百選の書評・口コミ
    6

    必読

    判例百選の中でも,マストバイな判例集と思います。
    司法試験合格の上で,必要な判例が網羅されています。むしろ,この判例百選掲載レベルの判例は全て知識として習得すべきと思えます。
    特に,解説部分が学説が複数挙げられており,実務の見解との対立も把握することができます。これは,昨今の司法試験問題の出題傾向対策に資するといえます。

    匿名

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  • 刑事訴訟法判例百選の書評・口コミ
    6

    捜査に関しては必読

    司法試験においては捜査のところに関しては、判例との射程が実質きかれているようなところがある。理論理論している証拠法や、別件逮捕、訴因変更などについては、判例の事案の重要性は比較的低いと思われるが、捜査のところに関しては、判例の事案と試験問題の事案の差異について常に意識する必要がある。

    司法試験受験生

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  • Before/After 民法改正の書評・口コミ
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    司法試験対策としては過剰かな

    改正民法を事例を基に、旧法を適用した場合の結論と、新法を適用した場合の結論が分かる。事例問題集としも使えるけど、メインの読者層は、実務家のように思います。現行の司法試験において、旧法と新法の相違点が直接聞かれることもないと思うので、司法試験対策としては過剰な気もします。その意味で星4としています。

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  • Before/After 民法改正の書評・口コミ
    2

    債権法改正前の脳からの切り替え

    債権法が改正される前から勉強していた人が、改正後の脳に切り替えるとに打って付けの本。なにより、簡単な事例問題に沿って解説されているのが、他の改正法に関する書籍とは一線画されているところ。なぜ改正が必要で、その改正が事案にどのような影響を与えるのかがよくわかる。見開きで1テーマについて解説がされているのも視覚的にとてもよい。

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  • プラクティス民法 債権総論 の書評・口コミ
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    法制審議会の一員であった潮見教授による著書

    プラクティス債権総論は、ケースメソッドが取られています。ケースを意識しながら文章を読むことが可能ですので、メリハリを意識しながら文章を読むことができ、とてもおすすめです。ただし随所に潮見先生の独自説に基づく解説がなされている点には注意が必要です!

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  • 会社法の書評・口コミ
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    これからの定番の基本書

    受験時代にはリーガルクエスト会社法が人気と感じていましたが,こちらに乗り換えました。
    この基本書は,リーガルクエストよりも司法試験を意識して書かれており,私的にはこちらの方をオススメします。
    問題提起とその解答を説明するような感じで記述されており,読むだけでも論文対策の勉強になります。
    分厚いですが,サクサク読めるので通読用としてもオススメです。
    そして,リーズナブルなところも受験生に優しい!

    合格者

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