法律書籍の口コミ・書評一覧

  • 民事訴訟法(瀬木 比呂志 )の書評・口コミ
    2

    判例通説に則った解説

    瀬木民事訴訟法は、基本的に判例通説に従った解説がなされています。また、ケースメソッドが取られているため、いまいにちわかりにくい民事訴訟法をイメージを沸かせながら読むことが可能です。
    しかし、いわゆるうんちく話がところどころ散見され、合う合わないがはっきり出る基本書ではないかと思います。

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 4.00
  • 民事訴訟法(瀬木 比呂志 )の書評・口コミ
    2

    民訴の理屈がわかるようになる

    瀬木比呂志という,元裁判官で明治ローの教員の民訴基本書。裁判に関する批判的な本を多数執筆しているが,専門書は一般書ほど癖はない。
     本書は民訴法をはじめて学習する人には難しすぎるが,薄い一冊本を読む等して民訴法の概要を学習していれば,使いこなすことは十分に可能。
     この本の特徴や使い方ははしがきに詳しく書いてあるので,ご参照いただきたい。
     実務家が参照することも想定されており,司法試験受験生でも理解できるような実務的なポイントが書いてあることもあり,勉強の息抜きになる。
     民訴判例は,「純理で詰められる部分と実際的な要請が重視されている部分」(2版はしがきⅲ)で構成され,司法試験でも形式的な論理(純理)と実質的な理由(当事者の利益の分析)が問われている。「従来の民事訴訟法文献の記述には,現実には実際的要請をも考慮しているにもかかわらずあたかも純理ですべてが解けるかのような書き方がされている場合が時にあり,それが学生や実務家の理解を妨げる一つの原因となっていたように思われる」(同頁)と指摘しており,民訴の理屈を明快な補助線を引いて解説する本といえる。
     筆者はこの本のみで民訴法を勉強したが,他の基本書でよくわからない部分がある場合に辞書的に用いる人が多いと思われる。そのような場合,その論点に関する記述を読むのみにとどまらず,その記述中に本書の他の項目に言及があるときには,当該他の項目を参照すると,関連分野の理解が深まり,本来参照しようとした論点への理解が十分なものとなる。
     個々の判例を詳しく解説する部分は少なく,複数の判例の整合性,裁判所の判断の方向性等を民訴理論に沿って説明することが多いので,個々の判例それ自体を緻密に確認する場合には百選を手元に準備すべきである。
     また,司法試験等に出題され得る論点や事例は基本的に解説されているはずであるが,演習書ではないので,この本だけで答案を書くことは難しく,民訴の答案の書き方を学ぶには他の書籍等の参照も必要である。

    続きを読む 閉じる

    • a_f
    • 3.00
  • 民事訴訟法 (LEGAL QUEST)の口コミ・評判
    5

    ベタな基本書

    民事訴訟法はよくわからない概念が多く
    予備校本の中には不正確な記述も多い本がある(基礎マスターとか)
    その意味で本書は学者本ということもあり信頼できる。
    予備試験に直接役立つ本ではないものの
    予備校本を読んで理解できなかったり
    学校の試験対策のために詳しくやっておきたいと思ったりしたときのために
    一冊あると便利
    買って損はしないと思う

    NB

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 5.00
  • 民事訴訟法 (LEGAL QUEST)の口コミ・評判
    5

    通読はしんどい

    本書はとにかく分厚いです。ある程度知識を入れた後に通読しようとしたこともありますが、なかなか進まずストレスがすごく、結局なにも頭に入ってない、という感じになります。
    しかし、分厚さのおかげで必要な情報は掲載されていますし、返礼も複数掲載されているので辞書のような使い方をするのにはいいと思います。ただ、学説の対立が複雑な民事訴訟法なので、本書で採る立場が常に通説というわけではなく、本書のとる立場がどの立場であるかを理解したうえでよまなければなりません。

    上位ロー合格者

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 3.00
  • 民事訴訟法 (LEGAL QUEST)の口コミ・評判
    5

    行間を読む作業が必要

    基礎的な用語の説明を他の基本書に比べて丁寧に書いてくれています。
    独自説が強いとの意見もありますが通説もしっかり説明されています。
    しかし、独自説の部分は民訴法の最先端の議論で、かなり高度です。
    また、具体的な適用が書かれていなかったり結局どの説がいいのかというところをぼかしていたりするので結構行間を読む必要があります。
    なんか判例の射程とか学説の紹介とか多く詰めようとしすぎてるから行間を読まなきゃ分からないようになってるのかなって感じです。
    基礎的な部分を復習したり問題意識に触れるのには最適ですが、他の本も合わせて使ったり分からないところはお近くの先生に聞けると真価を発揮します。
    僕は瀬木民訴(元判事)と重点講義(辞書)と本書(学者本)という使い分けをしてます。民訴はこれ一冊という本がないですね。。

    法科大学院生

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 4.00
  • 民事訴訟法 (LEGAL QUEST)の口コミ・評判
    5

    読めば読むほど民訴が面白くなる

    リーガルクエストにしては、分厚くて、敬遠されがち。しかし、超おすすめの基本書です。何となくわかったというレベルから卒業したいのであれば、本書を読んでみてください。読めば読むほど、民訴の理解が深まります。ただ、一部、独自説が通説っぽく書かれているようです。それでも、司法試験の受験生には、超おすすめです。

    司法試験合格者

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 5.00
  • 民事訴訟法 (LEGAL QUEST)の口コミ・評判
    5

    初学者向けではない?

    定評のある基本書ですが、初学者向けではないと思います。学説に踏み込んだ記述も多く、独学で通読は難しいように思いました。独学者はもっと簡単で薄い書籍から読み始めることをおすすめします。

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 3.00
  • 民事訴訟法 (有斐閣ストゥディア)の書評・口コミ
    4

    スタートにはこれ

    民事訴訟法は、とにかく各分野の概念を理解するのが困難です。その問題をストゥディアシリーズ簡潔な文章で分かりやすく解決しているため初学者はこれさえ読めば民事訴訟法の最初の理解としては十分です。判例学習や演習問題に行くためのステップとして十分であり自分も受験生時代にこの本に出会いたかったです。

    通りすがりの人

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 4.00
  • 民事訴訟法 (有斐閣ストゥディア)の書評・口コミ
    4

    試験前に通読しよう

    民事訴訟法の全体を復習するのに最適な書籍です。
    最低限度のことは書かれており,知識の再確認のツールとして使うのに最適です。
    もっとも,論点の深入りをしたければ,端的な文章になっていることから,この1冊だけでは足りず,違う本で補う必要があるでしょう。
    とくに,複数当事者訴訟の箇所が分かりやすい本です。

    匿名

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 4.00
  • 民事訴訟法 (有斐閣ストゥディア)の書評・口コミ
    4

    初学者に最適

    民事訴訟法を全くの初心者が学ぶ際に最適な1冊と考えております。
    290ページなので、一連の流れをざっと把握することができます。
    しかも、わかりやすく、読みやすいので、今まで民訴が苦手だった方
    も得意分野になるきっかけになるかもしれません。
    また、別の基本書を読んでいるときにわからない部分があったときなど、
    こちらの本に戻ってみると、理解できたなんてこともあるかもしれません。
    初学者や法律資格の受験生などにおすすめできるかと思います。

    受験マン

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 5.00