AI要約:『会社法』(紅白本)の評価と特徴
本書は、近年の司法試験対策において『リーガルクエスト』と並び、あるいはそれを凌ぐほどの支持を集めている「新定番」の基本書です。
主な特徴とメリット
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論文対策に直結する記述: 論点ごとに太字で問題提起がなされ、その後に理由付けと結論が続く構成のため、そのまま自作論証の「タネ本」として活用できます。司法試験考査委員経験者を含む豪華執筆陣により、試験を強く意識した実践的な内容となっています。
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圧倒的な使いやすさと配慮: 非常に詳細な「条文索引」や、難解な条文を噛み砕く「条文ガイド」、視覚的な理解を助ける「図表」など、学習を挫折させない工夫が随所に施されています。
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深い理解を促すコラムと趣旨: 制度趣旨の解説が極めて丁寧で、他書では淡白になりがちな部分にも納得感のある説明が用意されています。発展的な「コラム」まで読み込めば、司法試験レベルまで十分にカバー可能です。
留意点
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相性とボリューム: 丁寧な解説ゆえに記述が冗長に感じられる場合や、文章の「合う・合わない」が分かれるという指摘もあります。
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補完の必要性: 判例解説については若干薄いと感じる層もおり、判例百選等での補完が推奨されます。また、設立の章が後半にあるなど、一般的な法典の順序とは異なる独自の構成に注意が必要です。

レビュー
8
会社法全体のイメージを掴める優れた基本書
・使い方
会社法の基本書のなかで、かつ通読にも難くないものと感じる。自作の論証集のタネ本としても使った。会社法上の制度の趣旨や論点などについて、ボールドされて(太字になって)問題提起がされるという形式で論述されており、かなり司法試験を意識した基本書だと思う。
・代替比較
会社法の基本書はかなり種類があるので、正直なところ、相性はあると思う。私は「コラム」や「条文ガイド」、そして「条文索引」があるなど、細かい気配りが感じられたので、この書籍が気に入っている。
・レベル感
基本書であるから、当然会社法の基本を学ぶためには必要十分な内容が記載されている。初学者の最初に一冊としてはやや重めではあるが、ぜひこの書籍に記載されていることはマスターしておいてほしい。
・弱点
特に気になるところはないが、強いて言えば、会社法典自体とは異なり、設立に関する記載が、書籍全体の最初のほうではなく、組織再編の少し前の章で扱われている点に違和感を覚える人もいるかもしれない。
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これからの定番の基本書
受験時代にはリーガルクエスト会社法が人気と感じていましたが,こちらに乗り換えました。
この基本書は,リーガルクエストよりも司法試験を意識して書かれており,私的にはこちらの方をオススメします。
問題提起とその解答を説明するような感じで記述されており,読むだけでも論文対策の勉強になります。
分厚いですが,サクサク読めるので通読用としてもオススメです。
そして,リーズナブルなところも受験生に優しい!
合格者
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司法試験のための基本書
まずは、条文索引がついているところが特徴的です。リークエや田中亘先生の会社法等にも索引はありますが、項、号にわたって索引がついており調べ物にはとても役に立ちます。
次に、答案に使える表現が多いのが特徴的です。
商法では条文や制度の趣旨が重視されますが、本書では簡潔にこれが示されており、論証としてストックすることが可能です。
また、本書の帯には司法試験、予備試験の過去問を精査と書いてあり、慶應義塾大学法科大学院教授で現司法試験考査委員の久保田安彦先生も執筆者の1人ですので、司法試験に向けてのぴったりの一冊だと思います。
ロー入試がんばるの
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良書ではあるんだろう(合わないが…)
辰巳法律研究所のYouTubeなど、各所でお勧めされていたので購入。
なるほど、図表などを用いている点は大変分かりやすい。論点についても逐一明記されているので、出血大サービスの親切設計です。
ただ、個人的には文章が合わない…。10頁読んで苦痛を感じ、30頁読んで白目を剥き、50頁読んで音を上げました。リーガルクエストに乗り換えたところ、大変サラサラと読むことができています。
文章の合う・合わないは、完全に個々の感性の問題です。筆者には合わなかっただけですので、多くの方には合うかもしれません。書籍自体は大変な良書ですので、一度立ち読みをしてみては。
司法試験受験生
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