憲法I 総論・統治 (LEGAL QUEST)の口コミ・書評

総合得点 2.50
2
  • おすすめ度
    2.50
  • 使用期間(クチコミ投稿の注意点をご確認ください)
    -

レビュー
2

  • おすすめはしない

    大学の指定教科書だったので購入しましたが、あまりおすすめはできません。
    共著であるためか、項目の立て方などが一貫しておらず、また、独自説あるいは少数説であると思われる自説が、そうであると明示されずに記述されている箇所がままあります。
    はしがきには、学説対立に踏み込んだ記述や著者の見解を遠慮なく盛り込んだ旨の記載があり、オーソドックスな教科書的役割を果たすことは想定されていないようにも思われますので、本書をあえてメインの基本書に据える必要はないかと思います。
    その分、毛利先生執筆の平和の箇所など、判例や学説に対する鋭い指摘もあり、おもしろい記述が多くあることも事実ですので、余裕があればご一読されてもいいかと思います。
    本書では大きく紙面を割いて、適用違憲・法令違憲や、合憲限定解釈、主張適格など、憲法訴訟論がかなり詳しく解説されていることも、特徴的です。

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 2.00
  • 一部難解な点もあるが総じて高評価

    憲法総論、統治分野において最低限押さえるポイントは詰まっていると思う。ただ、国民主権の部分と司法権、憲法訴訟の部分はとても高度な議論に発展しており他の文献も参照しながらでないと理解するのが困難かもしれない。共著であるため文章の難易度にばらつきはあるが、初心者でもなんとか読める1冊だとは思う。

    続きを読む 閉じる

    • 運営者
    • 3.00
クチコミを書く

憲法I 総論・統治 (LEGAL QUEST)の口コミ・書評

  • おすすめ度必須

    星の数をお選びください
  • 使用期間(クチコミ投稿の注意点をご確認ください)必須

    星の数をお選びください

クチコミ投稿の注意点

◆書籍の評価について◆
「法書ログ」では、法律書籍を選ぶ際の参考になるように、以下の2つの評価項目を設けています。

1. おすすめ度
実際に使用した感想に基づいて、書籍をどれだけおすすめできるかを評価したものです。
評価は★1~5の5段階で表され、星の数が多いほど高評価になります。

2. 使用期間
どれくらいの期間、その書籍を実際に使い続けているかを評価したものです。
書籍が長期間にわたって使用されているほど、実用性や価値が高いという考えに基づいています。
以下の基準で評価を行ってください。
・半年未満 ★3
・1年未満 ★4
・1年以上 ★5