AI要約:『憲法 事例問題起案の基礎』の評価と特徴
本書は、知識はあるのに「憲法の答案をどう書けばいいか分からない」と悩む受験生の間で、「隠れた名著」として語り継がれている一冊です。
主な特徴とメリット
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「お作法」と「型」の習得: ホームラン答案ではなく、まずは「大コケしない」「最低限死守すべき」答案の書き方を身につけることを目的としています。抽象的な憲法理論をいかに具体的な答案に落とし込むかという、実践的なテクニックが凝縮されています。
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驚異的な薄さと分かりやすさ: 全100頁弱と非常にコンパクトながら、処分違憲の論証や人権ごとの判断枠組みなど、多くの受験生が躓くポイントを「霧が晴れるように」明快に解説しています。短時間で読了できるため、繰り返し立ち返るバイブルとして最適です。
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受験生の視点に立った解説: 実際のロースクール生の答案を踏まえて執筆されており、受験生が陥りがちなミスを的確にフォローしています。主要な引用文献も明示されているため、基本書との接続もスムーズです。
留意点
本書はあくまで「書き方の型」を学ぶための本であり、内容を補完するために他の演習書や基本書との併用が推奨されます。また、一般の書店では入手しにくい場合があるため、オンラインでの購入が確実です。

レビュー
8
憲法答案を書く前に
岡山大学の教授が実際のロースクール生の答案を踏まえて書いたのがこの本。他の法律科目と違って答案を書くスタートが分かりにくい憲法ですが、この本を読めば何となくの型がわかるようになります。また、学習を進めていく中で不安な点があれば立ち返ることのできる本でもあり憲法が苦手な人の精神的な支えになる本だと思います。
学部4年生
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薄い、しかし分かりやすい!
薄い書籍は、説明を割愛せざるを得ません。従って行間が広くなり、「分かりにくい」と感じやすいように思います。厚い書籍の方が説明は充実しており「分かりやすい」のですが(田中亘『会社法』などが典型でしょうか)、そんなものを読んでる時間は無いのが現状です。
本書は、なんと98頁!いかにも分かりにくそうな頁数ですが、実は抜群に分かりやすい。特に処分違憲の論証(73頁)については、他の本で「なんやねんッ……!!」となった後に読み、霧が晴れるような感動を覚えました。
しかも、若干行間が広い部分についても引用元を明示してくれています。メジャーな文献を頻繁に引用してくれるので、読み直す(もしくは初めて読む)良い機会になるのも有難いところです。
司法試験受験生
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憲法が苦手な受験生におすすめです
憲法問題の解き方、憲法答案の書き方の基礎基本を習得することができます。本書は、憲法を得意科目とすることを目的としているのではありません。憲法が足を引っ張らないように、憲法で大コケしないように、最低限死守すべき憲法答案のお作法を習得することに、目的があります。薄っぺらいのですぐ読めますが、司法試験が終わるまで適宜参照していた参考書でした。意外と知られていないですけど、良書です。
司法修習生
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司法試験・予備試験の実践本
今まで判例や学説について詳細に書かれている本はありましたが、それを読んでもいまいち上手く書けない、問いに答える答案ができないという方にお勧めします。この本はこれらの悩みを解消してくれ答案のテクニックを磨く本で、読み進めていくにつれ「これ知りたかった!」となりました。
予備試験受験生
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