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刑法事例演習教材の口コミ・書評8
中上級者向けの刑法の演習書
とにかく演習量をこなしたい人におすすめです。解説はあっさりしていますが、司法試験の多論点型の出題に備えるには、有効です。ただ答案例は付いていません。その意味で、中上級者向けの演習書だと思います。
司法試験合格者続きを読む 閉じる
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日評ベーシック・シリーズ 刑法Ⅰ総論の書評・口コミ1
刑法総論の基礎固めに
刑法総論の中でも分量がほどほどで、必要かつ重要な論点が網羅的に収録されている一冊。
これから法律を勉強される初学者の方にとっては、行為無価値論、違法性阻却事由など、刑法総論ならではの
難解な用語が登場するため、苦手意識を持たれる方がいるかもしれません。
しかし、本書では、最低限の知識をわかりやすく解説されているので、基礎固めに最適なテキストとなっています。
事項索引や判例索引が付いているのもポイントです。
分厚い本が苦手な方、これから刑法の基礎を固めたい方、ざっくり一通り刑法総論を学びたい方は、
一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
法律資格では、行政書士試験の基礎法学、司法書士試験の刑法でも活躍できるかと思います。続きを読む 閉じる
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刑法演習サブノート210問の書評・口コミ3
論文対策の入門書
これ1冊やれば刑法の主要な論点はほぼ網羅できるように思います。民法サブノートと同様問題と解説がそれぞれ1ページずつで、解説に物足りなさは感じられるところもありますが、大枠は掴める必要最小限の解説がなされており、基本書で足りないところを補完するような形になると思います。
必ず重要判例を引用しておりますので、解説に合わせて百選を読むことを勧めます。
名無しさん(ロー生)続きを読む 閉じる
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刑法演習サブノート210問の書評・口コミ3
やはり納得の一冊
事前に民法の210問を購入して読みふけっていましたが、刑法版もあるということで、こちらも購入。総論・各論のさまざまな論点を網羅的に拾い上げ、1ページごとの簡潔な解説でまとめています。取っ付きやすい、納得の一冊です。
予備試験受験生続きを読む 閉じる
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刑法演習サブノート210問の書評・口コミ3
基本的な事項を網羅的に学べる初学者にお勧めの演習書
刑法総論・各論の問題が計210問載っています。レベルはどれも基本的なもので、重要論点はほぼ網羅しているように思います。大問1問につき、問題と解説がそれぞれ1ページずつで、そんなに時間はかかりません。また、基本的に判例・通説や有力な学説を中心に解説されているため、初学者に最適な演習書だと思います。しかし、刑法の知識が完成している方にとっては物足りないかもしれません。
個人的な見解ですが、因果関係の部分の解説は微妙ですが、他の部分はかなり満足しています。続きを読む 閉じる
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刑法総論(西田典之)の書評・口コミ1
講義色が強く読みにくいと言われますが…
本書は故・西田先生の刑法総論の体系書になります。はしがきにも記載されておりますが、もとより西田先生は総論の体系書は書くつもりがなく、本書は東大の学生の有志らにより録音されたテープを元に書き起こされた本であるため、講義色が強く各論に比べて丁寧に整理されていない、独自色が強いと批判され、本書を使う人は少ない気がします。
しかし、私はそのように批判する人はしっかりと中身を読んでいないと考えます。確かに講義調で無駄な部分が多いような気がしますが、むしろそのような記述の方が頭に入りやすく、よく分からない学者本より理解がしやすいと思います。
また、独自色が強いとの批判についても、西田先生の配慮で「判例の見解」とか「本書の見解」としっかり記載されているため隅々まで読めば初学者であっても混乱することは少ないと思います。
ちなみに、西田先生は2013年に亡くなられており、本書は刑法総論の悩みどころでお馴染みの橋爪先生により補訂されております。因果関係論で西田先生は相当因果関係説を採り、現在の通説である危険の現実化説を批判しているため、その点の理解が旧版ではできなかったように思えますが、橋爪先生により、別枠で解説されているため、十分に司法試験でも使える本になっております。続きを読む 閉じる
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刑法総論の悩みどころの口コミ・書評3
記述内容の多さ
①共犯関係についての記述が厚いため基本的な事項を抑えることは容易にできる。
②学説の対立が激しい部分は自説を前提に読み進めないと、他説と混ざり、かえって混乱してしまう結果になり得る。
③過剰防衛辺りについては、詳細な記述があり分かりやすいものの、他説と混同してしまう可能性が高いため自説の抑えが必須に感じた。
④全体的に、基本的な部分より発展的な内容が多く感じる。そのため完全な初学者よりは、ある程度学習が進み、他説をすでに学んでいる者が読むと、知識がブラッシュアップされ短答及び論述で使える知識になると思う。
そのため完全な初学者よりは、ある程度学習が進み、余裕がある者が読むのがいいと思う。
予備試験受験生続きを読む 閉じる
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刑法総論の悩みどころの口コミ・書評3
刑法が得意になりたいなら
刑法が得意になりたいなら必ず読むべき本と言える。典型論点の深い理解を得られる良書である。刑法事例演習教材との組み合わせで使うととてもよい。問題の所在から、複数の学説の検討、そして筆者の見解と続いており、ただ学説を並べて、この説だとこう、あの説だとあぁなる、という受験生を迷わせるような類の本では全くない。筆者の見解がきちんと示されており、受験生としては安心である(もちろん批判的な検討を怠ってはならない)。
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刑法総論の悩みどころの口コミ・書評3
現在の議論の土俵が分かる
議論のあるところにつき、対立点はなにかを踏まえた上で、橋爪先生の自説もあるので、分かりやすい。
具体例を交えながら解き明かされている。
これをそのまま答案にはできなくても、このような土俵を設定しておけば良いのいう指標にはなるし、鋭い着眼点は示せると思う。
論点を網羅的にこなすだけでなく、どのような点が現在ホットな議論になっているかを知ることができる。
精読に耐えうるのはもちろん、サラッと読むだけでも網羅的で活用できると考える。
各論は書籍化されていないが、こちらも同じ調子でオススメしたい。
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入門刑法学・総論の書評・口コミ1
入門の良書!
刑法総論をこれから学びたい人に最適な一冊。初学者を意識した丁寧な説明で、難解な刑法学をスラスラと
読み進めることができます。
刑法とは?から判例、学説まで、バランスよくまとめられているところが特徴です。
分厚い本ではないので、今まで刑法が苦手な方でも楽しく学べることができる良書です。
一通りざっくり理解したい人、資格試験の第一歩として勉強する人、様々な用途に
使えます。続きを読む 閉じる
法律書籍の口コミ・書評一覧